20年7月22日の河南地区まちづくりシンポジウム LIVE配信成功しました。
成功したらご報告したいとひそかに考えておりましたが、笑、無事に終了しましたので大手を振ってご報告いたします。
もちろん、Live配信自体は全く新しい話ではないのですが、今回、リアルなイベントを打つ流れで必要に迫られてLive配信せざるを得ない、それを弊社として名前を出して請け負った、というところで様々、感じたところをまとめた次第です。
ですから、以下に書かれている内容はこれからLive配信しなければ、という初心者の方々にとっては、若干なりプラスになる情報が含まれているかと思います。
〇Live配信 実施のご報告
以下は、弊社おオフィシャルページでの報告内容です。
【2020/08/25 第1回河南地区まちづくりシンポジウム LIVE配信実施について】
去る20年7月22日(水)盛岡市の盛岡劇場におきまして「第1回河南地区まちづくりシンポジウム かなかな会議vol.1」が開催されました。
本イベントは新型コロナウイルス対策のため、会場の入場数に上限を設けざるをえず、その為に本来見たかったのに入場できなかった方に、同時刻にご覧頂けるような環境を作るということで急遽、LIVE配信が実施決定されました。
弊社は本LIVE配信のLIVE配信システムの企画・構築、通信回線確保を担当致しました。
配信システム構築においては、実務を担当された株式会社g.plus様と連携し、弊社取扱メーカーであるATENジャパン様( https://www.aten.com/jp/ja/
)、AXIS Communications様( https://www.axis.com/ja-jp
)に機器協力を頂き、実現にこぎつけました。
当日はもちろん無事にLIVE配信を実施し、会場の参加者を超える閲覧があったとのことで一安心しております。
尚、本イベントでのLIVE配信については、ATENジャパンさんにて導入事例ケースとして取り上げられております。是非、こちらもご覧いただけますと嬉しいです。
新型コロナウイルスの中ではありますが、弊社の技術を通じて、地域における非常に大事なイベントに貢献することができ、大変嬉しく思っております。
今後も、社員一同、地域の皆様に様々な価値を提供できるよう精進してまいります。
■ATENジャパン 導入事例 | コロナ渦で必須となったライブ配信環境の構築
https://assets.aten.com/resource/success_story/jp/200817_SuccessStory_UC9020_JP_Kanan-sympo.pdf
■今回使用した機器等のご紹介
〇ATENジャパン
・LIVE配信機材 UC9020
https://www.aten.com/jp/ja/products/usb-&-thunderbolt/content-creation/uc9020/
・30メートルHDMI 2L-8P030
・20メートルHDMI 2F-7D20H
〇AXIS Communications
・AXIS V5915 PTZ Network Camera
https://www.axis.com/ja-jp/products/axis-v5915
以上
〇配信を終えてみて LIVE配信メリット
ウィズ・コロナの中では、イベント主催者はイベントとセットでLive配信を考えていく必要があるなと感じました。それは、感染対策防止のために入場者を制限しなければならない、という条件は、やはり影響が大きく、結果として情報をシェアできる人数が減ってしまうためです。
ですから、この減った分を穴埋めする意味においてもLive配信は重要な役割を今後担ってくると感じました。
加えて、コロナ感染防止という観点で外出を自粛されている方、その時間はリアルに会場にはいけないけれども内容は知りたいという方も、当然ながらいらっしゃって、そういう方々は残念だったねと済ませていた訳ですが、以降はLive配信という手がありますよと。
そういう意味で今まで拾い切れていなかった方々が拾えるメリットがあります。
さらに踏み込めば、今後、リアルにやっていたイベントがLIVE配信のみになる、というような可能性もありえると感じました。その方が、わざわざ集まる必要もないという点でナチュラルに新型コロナ対策になりますし、Youtubeなどのプラットフォームを使用すると、Live配信がそのまま録画データとして残るのでオンデマで見ることができる。これはより多くの方に情報を届けたいと考えている主催者からするとプラスの部分も大きいですよね。
具体的にはシンポジウムやパネルディスカッションなど本来、より多くの方に見てもらいたいコンテンツはLive配信のみ、という方向に向かっていく可能性もあるなと感じています。
〇一方で見えてきたLive配信の課題
一方で、以下の点についてはまだ問題が残ります。
1.配信機材のセッティングなど専門スキルがいる点
スマホなどを使って簡易にLive配信という手もあるが、クオリティ的に許容できるか。クオリティを上げたい場合はコストをかけてプロと作りこむ。そうでない場合はスマホなど身近な機材での配信を検討する。
2.配信内容のクオリティをどう上げていくか
これもプロに相談する、機材を導入することでクオリティは上がるがコストがかかる。Live配信を何のためにやるのかハッキリさせコストをかけるか判断する。あとは1000本ノック。とにかく経験がある方がいい。
3.イベントの代替としてのLive配信の場合はマネタイズをどうするか。
一番大きい問題だが、結果、実際に行っていく中で考えていくしかない。視聴者からの視聴料の他、広告モデル、グッズ販売による収入の複線化は必要。
4.3.の場合の著作権保護などの視点
山下達郎さんのLive動画配信でもあったようにプラットフォーマーに依存する部分も大きい。会場に来ないとみられないというのはある意味でかなり強力な著作権保護だった訳で、これが配信となると保護がかなり難しくなる。技術的なアプローチも勿論だが、利用者のリテラシーをあげる教育を同時にしていく必要もある。
5. Live配信で補えない部分、例えば生音の迫力であるとか、会場の一体化をどうするか
Live配信に向かないイベントもある。その辺は数をこなして皮膚感覚で判断する。一体感などは、技術が進めば解決できる部分も出てくる可能性もあり。
重ねて、Live配信絶対ではない。コロナ対策は必要だが、やはり皮膚で感じる部分。これを大事にしていくというか、Live配信のような技術が発達すればするほど、リアルの重要性、使いどころは考えていく必要があり。
〇まとめ
というように、Live配信自体は以前からあったものの、これだけニーズが高まり、様々なプレイヤーが主体となるという意味ではまだまだ黎明期という感じも致します。
これから解決しなければならない課題も大きいですが、まずは、簡単でもケースをこなしていく中で、様々チャレンジし経験を積み重ねていく、という事になろうかと思います。
いずれ、今回、一つ経験して弊社として知見も高まったところです。今後もメーカーや協力企業の皆様と密に連携しつつ、価値提供して参りたいと考えております。
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