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プリセッショナルコース~MPHの英語入学基準に関連して~

実際にMPHの過程が始まるのは9月25日からですが、
1か月以上早い、8月8日に渡英して、いますでにバーミンガムにいます。
これは来週8月14日から4-week Pre-sessional Academic English Preparation courseに参加するためです。

・プリセッショナルコース/条件付きOffer

イギリスの大学院への出願にも関係することですが、
当然、IELTSの点数など英語の成績要件が必要です。
例えば、バーミンガム大学MPHの場合、
IELTSでOverall/全体で6.5、すべての項目(Reading, Writing, Listening, Speaking)で6.0以上というのが条件です。LSHTMなどでは0.5ずつあがって、全体で7.0、すべての項目で6.5だったりします。(実際の数字などは年度などで変わるので確認してください)

しかし、これはこの基準に達していなければ出願できないというわけではありません。
僕自身、出願を勧めるなかで初めて知りましたが、
実際には、多少英語基準が達していなくても、条件付き合格:Conditional Offerがでることがあります。この場合には、基本的には定められた期日までに基準をクリアすれば、条件がクリアされてUnconditional Offerとして正式に合格となります。
さらに、バーミンガム大学を含め、意外と多くの大学ではPre-sessional courseというのが用意されていて、ここで8週間とか6週間とか入学前の英語準備コースを受けて、一定の成績をとることで英語の入学基準を「事実上クリアしたもの」として入学が許可されることができます。

もちろんあまりこのような「バイパス的経路」に期待しすぎるのは、入学後に英語力の壁で苦労するかもしれないので、単純にいいこととは言い切れないのですが、
そうはいっても、英語的な面で留学をためらっているひとには、このような「救済措置」があることはぜひ知ってほしいと思います。

・僕自身の例

先に僕の英語に関する背景を簡単に述べます。
僕は帰国子女などではありません。もちろん医学部受験の過程で平均的よりはきちんと勉強はしていると思います。それと、大学生のときに3か月間ガーナへ留学していたことがあり、これは少しアドバンテージになるかもしれません(とはいえもはや10年以上前です)

ここから恥を忍んでIELTSの点数などについても触れていきます。
私見自体は昨年秋に初めて受けました。試験形式を確認したくらいで
その際は、Over all 6.5, Listening 6.0, Reading 8.0, Writing 6.0,Speaking 5.5でした。
この結果をみて、「意外とこのまま出願すれば条件付きならOfferをもらえるかもしれない…」と思いました。
そこから出願作業をしつつ、IELTSの勉強をしました。ちょうど冬~年度末にかかり、政策研究大学院大学の修論の時期も重なったため、腰をすえて勉強したのはすでにConditional Offerをもらっていた2-3月です。
やはりWritingとSpeakingの対策は独学では難しく、SIUKを利用しました。
結果的には、Over all 7.0, Listening 8.0, Reading 7.5, Writing 6.0, Speaking 6.0で、条件をクリアすることができました。

・Academic English Preparationコース

このように英語基準はクリアしていたので、必須ではなかったのですが、
4週間のアカデミックイングリッシュコースをバーミンガム大学現地で受講することにしました。内容的には、アカデミックライティングや議論の仕方に焦点をあてていて、それを通じて、大学やイギリスのシステム慣れ、さらに裏目的としては、留学生の孤立対策として学内コミュニティにつなぐ期間という側面がありそうです。
具体的には、8月14日月曜日から始まり、9月8日までです。実際の授業は50分授業4コマという感じで、9時から13時まで、月~金のようです。クラスは18人程度が2グループに分かれています。
コースの目的から当然のことですが、このコースではネイティブは少なく、中国系やアフリカ系が多いように感じます。

アカデミックイングリッシュの準備講座自体は、日本国内でもSIUKやbeoなどで行っています。
当然、MPHコースが始まるギリギリまで日本国内にいて、少しでも働きながら準備をするほうが家計的にはよかったのですが、イギリスでの生活立ち上げ期間や、実際の大学での準備講座のほうが接続性がよいだろうと思ったことから、バーミンガム大学現地での準備コースを選びました。

簡単ですが、来週からのコースの紹介でした。来週から実際に受講してみないとわからない面もありますので、また必要に応じて適宜編集したいと思います。

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