生老病死/人生会議のカードゲームたち
生老病死に関わること/advanced care plan:ACP/人生会議…などに関係するカードゲームを3つ集めてみた
今度どこかでこれらを遊び比べる会をやってみたい…
ほかにも似たものをご存じの方は教えてください
①-もしものための話し合い-もしバナゲーム
→詳細はわからないけれど、これが一番老舗なのかな?国内ではメジャーで知名度も高い印象。1人での思索にも使えるし、2人〜複数人での「ゲーム」という形で死生を考えたり対話をしたりするきっかけにも使える。カードの記載内容の特徴としては、比較的緩和ケアや終末期医療のテイストが強いのかもしれない。またカードに英文が書いてあることからもわかるように西洋の影響を感じる内容(神とかチャプレンとか…日本にもあるけれど)も比較的多め。
ちなみにこれは風六堂に置いてあります
②414(よいし)カード
→最近知った。付属の使用例をみると一番ゲーム性には乏しく、対話の場を作るためのカードという印象。死生学と対話にある意味で一番「真摯」ではあるかもしれないけれど、場面によっては真面目さが目立つかもしれない。カードの表裏があって、自分にとって大事な価値(表面)を選ぶとその理由など深掘りする質問が裏面に書いてある仕組みは面白い。またもしバナカードに比べると内容も日本仕様になっている印象。使用例に「生を深める対話」と「死を深める対話」と分けてある点はいろいろ議論できそう。
③みんらぼカード
→副題は「きのこと人生を会議」独自性が際立っている…というか「きのこ」の唐突さに面食らうけれど、これは面白いカード。人生会議のためカードだけではなく、純粋にトランプとしても使えるし、なぜかきのこ図鑑として使える仕様になっている!いろんな入口があることで「人生会議しましょう」「死について考えましょう」といったときに存在せるハードルを下げて、そういう「改まった場」ではアプローチできない人たちにも到達しようという意図的カジュアルさを狙ったものになっている。「さりげなさが大切」と。カードの内容は最も日常生活的で、想像しやすい「価値観」が書かれている。必見。
jokerがガッツリ猛毒の毒キノコなのが個人的にはツボ。