変化のきっかけ?
昨日、PTA会長をつとめる高校に行ったところ、体育祭担当の先生に声をかけられました。
先生「会長、聞いてください。今年の体育祭アンケート、生徒の反応が去年と全然違うんです」
私「どう違うんですか?」
先生「去年のアンケートではけっこうボロクソ書く生徒がいたんですよ」
心の声「そういえば、保護者のアンケートでも、『1週間前の文化祭で力尽きて、体育祭は体調を崩してしまった』という声もあったな。文化祭と体育祭を連続でやることをよく思わない生徒もいるのだろうな」
先生「ところが今年は、『体育委員のみんなが頑張ってくれて感謝』『テントを設置してくださった保護者に感謝』といった、去年には見られなかった『他者に感謝する声』が多かったんですよ」
先生「これは絶対、PTAの皆さんがテント設置に尽力してくださったおかげです!」
私「あ、、、はい、そうおっしゃってくださってありがとうございます」
心の声「う~ん、、、本当かなぁ、、、それだけとはとても思えないなぁ」
とまあ、内心は嬉しく思いつつも、半信半疑といった心持ちで先生の話を聞いていました。
そんなやり取りがあったことを、家に帰って娘に伝えると、「ふ~ん」という素っ気ない反応(笑)。
とはいえ「でも、テントはホント良かったよ」とも。
他者への感謝の気持ちを持つようになるきっかけにはどんなことがあるのか?
自分なりに考えてみました。
・当たり前にあったものが実はなくてはならないものだったと気付いたとき(親元を離れて一人暮らしを始めたときなど)
・必要性を感じていなかったのに、手に入ったら手放したくないものになったとき(彼氏、彼女やペットとか?)
もっと他にもありそうですが、いずれにしても何かしらの変化が身の回りに起きたときに、今までとは異なる気持ちが沸いてくるのだと思います。
その意味では、去年と今年の体育祭における明確な違いというと、それは確かに「テント」です。
そのテントを、保護者が準備し、設営には体育委員もものすごく活躍してくれました。
(テントの配置などは体育委員がすべて自分たちで考えていました)
そう考えると、体育祭担当の先生のおっしゃることは、確かにそうなのかもしれないなと思えました。
そして、子供たちが『他者に感謝する』という気持ちの変化(=成長)に多少なりとも影響を与えられることが出来たのだとすると、それは一人の親として望外な幸せです。
これからもPTAとして、親として、子供たちに少しでも変化のきっかけを与えられるような取組みが出来ればと思います。
いい話を教えてくださった体育祭担当の先生に感謝!