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書いているものと、書きたいもの

ここまでのあらすじ

去年の11月、急に「同人誌つくりたい!」という気持ちがむくむくとふくらんできた。誰かに見せるためじゃなくて、自分用の本を。今まで書いてきた短編の再録集にするつもりである。
だけど、せっかく本をつくるのなら、同人誌用にあたらしい短編小説(オリジナルのもの)を書きたいと思った。

あらすじおわり。


で、同人誌に収録したいあたらしい小説に取り組みはじめた。
一章書き終わって、なんかちがうとなった。
書きたいものを書いているはずなのに、
物語をこうしたいと思って書いているはずなのに、
ちがうのだ。
納得がいかない。
もっと小説らしい、ものにしたい。
今できているものは、よく見る自分の文章でしかない。という気がする。

わたしは二次創作もしているのだが(しかもネット上に公開しており、歴はこっちのほうが長い)、書き下ろしに取り組んでいる間に2本(短編)完成させてしまった。
去年1年間で、一次創作0本なのに、二次創作(SSを含む)は25本も書いた。それも影響していると思う。
すっかりオリジナルの登場人物・設定を自分で考えなくなってしまっている。
二次創作は、既存のキャラを動かすので説明がいらない。
しかし一次創作は、女子大生で家族といっしょに暮らしており、妹がいて、主人公が生活している年は2020年代で、なにが好きでなにが嫌いで……と必要なことを表に出していかないといけない。説明ぽくしたくないし、さりげなく伝えたい。(今までちゃんとできていたか、と問われるとおそらくそんなにできていない)
書くことも自分が書いたもの(自分の見たい・読みたい話だから)も好きなのに、さりげなくができていない文章はこれじゃないんだよ❗️ と紙を破りたくなる。Googleドキュメントで書いているのに。

自分の実力以上のものを、わたしはわたしに求めているのかもしれない。
だから頭がぐるぐる🌀して、うーんと悩んでいるのかも。

どうしようか……
となっているんだけど、とりあえず今のまま終わりまで書いてみようと思う。小説もどきを書き上げて、それをベースにもっかい1から書いてみる。
そしたら納得のいく小説ができちゃうかも!

このnoteを書いているうちに気持ちが上向きになってきた!
同人誌をつくるのには時間がかかるだろうけど、やるぞ! て思っているうちにつくりたいね。





今回の写真は、2019年に開催された「木梨憲武展」で展示されていた「感謝」という作品の1部分です。


たくさんの色でつくられた花束。
すごい好きな作品です。