片割れの石探し
天然石のアクセサリーを作るカウンセラーです。
最近、天然石のフローライトのビーズに出会って一目惚れ。
フローライトは、ホワイト、イエロー、ライトグリーン、エメラルドグリーン、ターコイズブルー、インディゴ、パープルなどの多彩な色のグラデーションをもつ魅力的な石。
さまざまな天然石の商品の中には、フローライトを単色で切り出しているものもあれば、美しく層をなしているグラデーション部分を切り出しているものもある。
ちなみに私は、ターコイズブルーからダークパープルのグラデーションが悶絶するほど好き。海のような宇宙のような悠久を感じる色。
そのフローライトが、直径3ミリくらいの多面ビーズになって売られてた!
かわいい!かわいい!連れ帰ります!
磨り硝子みたいな、琥珀糖みたいな、金平糖みたいな。
照り照りのきらきらに光りすぎないところが、奥ゆかしくてよき。
とりあえずビーズを連れ帰り、つんつんつついて、ころころ転がして。
眺めてるだけで幸せな気持ちになって、それだけでも満たされたのだけど。
ビーズたちがあまりに小さく奥ゆかしくそこはかとないので、『アクセサリーとして、主役級の扱いは難しいかもな』なんて思っていたんだけど。
ね。
そのうち手が勝手に動いて、ビーズを選っては並べ、選っては並べ
…もう止まらない。
ホワイト、ピンク、マゼンタ
イエロー、ターコイズブルー、グリーン
グレー、ライトブルー、パープル
イヤリングかピアスにするのだから、同じ色味の石をツインで見つけることになる。このツイン探しが、もうめちゃくそ楽しい。
座して半畳。
半日くらい、平気でツインの石探しに没頭できる自信がある。
同じ表情の石ってことは、同じ層から切り出されたものかもしれないわけでしょう。可能性としてはゼロではない。
いったん人間の都合により離ればなれになった君たちであるが、私がもう一度近くにいられるように邂逅のお手伝いをしてあげよう。
みたいな気持ちで、並々ならぬ意欲でツインの石探し。
私の独特のこだわりが乗っかってるからか、このフローライトのアクセサリーは、なかなか人目を引く。
石としては一粒3ミリ。
くすんだ青み系のパステルカラー。
まったく主役級ではないのに引力がある。
こういう、主張しないけど洗練された知性や可愛さのある人っているよね。
ツインの石探しを使命のように続けているおかげで、珍しく同じデザインのチャームを量産してしまった。
ペンダントトップとしては、少々地味め。
でもイヤリングとピアスにすると、なんだかとても魅惑的。
どうしてでしょうね。
まだまだ探求はつづく。
お願いです。まだこの子たちの魅力の謎が解けていないので、どうか生産中止しないでね。
所長タスケ