期待のタルコフライクオープンワールドFPS『Gray Zone Warfare』が早期アクセス開始!好調な滑り出しながら賛否両論の声も!
4月30日、デベロッパーのMADFINGER Gamesは、オープンワールド型のMMOFPSゲーム『Gray Zone Warfare』の早期アクセス配信を開始した。
本作はリアリティを重視したオープンワールド型の「PvPvE」FPSゲームだ。
1つのサーバーで、最大48人の同時接続プレイが可能となっており、マップには1000を超えるAI兵士が存在しているという。
また、サーバー選択の際には対人要素をオンにしたサーバーと、オフにしたサーバーが切り替えられるようになっており、PvPが苦手なユーザーでもカジュアルに楽しめるゲーム性になっているようだ。
実際のゲームプレイでは、プレイヤーは3つの陣営(民間軍事会社PMC)から1つを選択し、ゲームを開始する。陣営ごとに所有している軍事基地の場所が違っており、自身が選んだ陣営によって拠点となる場所が変化する他、マルチで協力プレイする場合、同じ陣営内のプレイヤーとしかマッチできないため慎重に選択する必要がある。
またゲーム内には、タスクを依頼してくるトレーダー(クライアント)が存在したり、自身の装備品を整えてから目的地に出撃するなど、タルコフライクな部分もあるが、実際にはもっとカジュアルなイメージが強いようだ。
実際に、序盤のゲームプレイでは、プレイヤーが探索するのは自陣エリアがメインとなっており、敵陣プレイヤーとの戦闘といったPvP要素を避けることも可能で、PvEメインで腕をならしつつ、しっかり装備を整え、PvPに備えられるとの事。装備品も低価格になっており、死亡時のペナルティーも低めな点など、タルコフよりもカジュアルなFPSといった印象である。
また、本作にはMMO要素も存在し、プレイヤーは、自陣営の仲間と最大4人でミッションをこなせるだけでなく、各陣営ごとに軍事施設を拡充して争っていくというような『陣営戦』の要素なども盛り込まれており、この点もタルコフのゲーム性とは違った面白さとして取り上げらていた。
実際に本作がオープンワールドであることや、移動の際にはマップ選択などなく、ヘリを呼び出してシームレスに移動していく仕様などが、タルコフではなく、『COD:MW2 DMZ』や、『Arma3』に近いゲーム体験となっているようだ。
現在、リリースから3日たち、Steamのレビューでは、約1万件中62%が好評とする中、最適化不足やサーバーの不具合、バグの存在などを中心に課題点も上げられており、Steam上評価では「賛否両論」の評価となっている。
サーバーやバグの不具合以外にも、フレンドリーファイアで味方に殺された(現在ではオフに)事や、友軍に自分の死体を漁られ、結局装備品を全ロスした事など、友軍システムに関する問題点や、アイテムが食料品や医療系がほとんどでアイテム漁りが楽しくない、マガジンへの弾薬装填が一瞬で終わって味気ない、川や水に濡れたら走る速度が遅くなるなど、ゲーム性に対する問題点も多く上がっている。
現状、本作は全体の約20%ほどの完成度との事で、アーリーアクセスで上がってきた問題点に関しても公式が迅速に対応を進めているようで、フレンドリーファイアの問題や、サーバーの問題も無くなってきているとの事。
さらなる修正パッチの配信も近日中に予定されているとのことで、課題を抱える本作の評価がアップデートでどのように変わっていくのか、今後の動向を注目していきたい。