鬱ってどんな状態?
先日、友人からこんな質問をされました。
『鬱ってどんな状態?』
『普段、調子がいい時と悪い時ってみんなあるじゃない、それと一体どう違うの?』
凄く素直な質問ですよね。
鬱の苦しみって、確かになった人にしか分からないものだと思います。
だからこそ、友人のように興味を持って聞いてくれてる人に理解が深まっていただければ、誰かが楽になる日がくるかもしれない。そう思ったので、説明してみたいと思います。
『鬱とは』不具合が出ている状態。
機械に不具合が出た場合、アラームが点滅したりしてお知らせしてくれますよね。人間の体も同じです。不具合、調子が悪いと危険信号を出してくれるんです。寝れないとか、しんどいとか、食欲がないとか。
『普段、調子がいい時と悪い時ってみんなあるじゃない、それと一体どう違うの?』
例えるなら、ボートに乗っているのが普段の状態。ボートに乗っていて風を切るようにグングン進んでいく時が調子がいい時、思うように進まず重く感じるのが調子が悪い時。
『じゃあ鬱の時は?』
ボートがもう沈んでしまっていて、自分を支えているものがなくなっているのに、気づかずずっと漕ぎ続けている状態です。
普段の状態が分からず。いつから普段の状態でないのか気づいておらず。
不具合だよって体が出してくれた危険信号は、感知しない状態。これもいつから感知していないか分からない。
例えるなら、こういうことです。少なくとも私の場合はそうだったので。
突然、体が動かなくなってしまった。(危険信号を感知できていなかった、気に止めなかったため)ドクターに診断されても、まだ信じれなかった。
もし、皆さんも疑問に思ったら、私に質問してください。初めは本人も分からないことだらけですが、回復した立場からは振り返ってお話しできるので。それでは、また書き進めていってみたいと思います。