1. 既往があったからね
ちゃんと検査をしていれば・・・等と言われたら、「毎年チェックしていました」と言う。なぜなら、その5年前に健康診断で早期胃がんを発見し、内視鏡手術で切除し、完治した。それからというものの、毎年胃カメラやCTでチェックしていた身体だった⁉︎
もう一件、4年前に胆管異常からか上半身の内臓の痛みでかかりつけのクリニックを受診し、そこから救急車で地元の基幹病院を受診して、内視鏡手術で、胆管の出口をほんの少し切開する事で改善し、短期間で退院できている。こちらも年一回経過の検査を受けることになった。
どちらも1週間位で、回復して職場復帰し、職場の定期検診も受けており、そんなこともあって、お世話になったちょっと離れた大病院と地元の基幹病院のそれぞれから、年一回の検査を受けることになっており、万全のチェック体制だと自分では思っていた。
だから、時々検査するとよかったというアドバイスは不要な状態であった。それでも歳をとったのかなあという気持ちはあった。内視鏡手術とはいえ尿路カテーテルを挿入されたときは、痛みに驚いたし、なんと言っても癌という言葉の大きさに、いろいろと考えるきっかけになったと言える。その時はPETという高額な検査も受け、転移のないうちに完治しているが、再発や他の場所に出ても不思議ではない状況だとは思っていた。
思っているのと直面するのは大違いであることを後に知る。