3. 高齢の父の事、そして発病
父は、母の介護を10年ほど経験したので、自分の老後のことをいろいろと予め考えていたようだった。マイペースでいたいため、自分の家で暮らし、ある時を見計らって要支援でもなかったが自分で軽費老人ホームを契約し入居した。父の自ら立てたプランは万全なようだったが、コロナの時代が到来して2年近く経ってから、行動制限がどうにも我慢ならなかったようだ。もう90歳になっていたがアパートを借りて一人暮らしに戻った。また、イチからシンプル家財を新入生ばりに揃えたのである。バイタリティ衰えず!息子としては、危ないよと声かけはしたものの、脱出おめでとうと言った。
大晦日は、うちに父が泊まりに来て、大晦日に、ビールや酒、料理を楽しんだ。思えばいつもより少しだけ暴飲暴食に近いものだった。ちょっと羽目を外したのだ。
その後、吐き気がしてトイレでもどした。20代にもこんなことがあったと、たかをくくっていたが、・・・今、思えばそれが症状の始まりだった。