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2020.08.02 晴後曇 24°/30° 旅立ちはいい日
今日はですね。もう大満足な一日でした。ついに。ついに。私がお家で種を播いてから、手塩にかけて育てた「黒秀くん」が畑に旅立ちました。
もうとにかくですね、秋ナスが食べたい。食べたいと。自分が採りたてのナスを食べている姿を想像し、半ば口元によだれが見えちゃってるくらい、ニヤニヤと私欲に駆られて種を播いたのが6月中旬。あっという間に一ヶ月半経過しているわけですが、よくここまでって。
今日のカバーは くろひでくん。前ならえ! です。
※ くろひでくん = 黒秀ナス
2列の畝に9つの苗
本当ですね、しっかりと乾いた状態のときに畝を作りたかったのですが、もう毎日のようにですね、一雨来るのです。これではいつまで立ってもお引越しができないよって、毎日のようにくろひでくんが不満をぶつけてこられてですね、それなら私はがんばるよ!って一心不乱にスコップと三角ホーを振るって畝を作り、マルチを張るところまで一気にやってしまいました。
スーパー頑張りました
実は、空いている場所には、牛糞堆肥、腐葉土、苦土石灰、油かすなどを事前に畑にすき込んでいたので、湿っている以外はちゃんと土作りができていたはず。突貫工事で、土をほぐすことができなかったのだけれど。きっとくろひでくんなら大丈夫。しっかりと根をはって大きくなってくれるはず。そう願いたい。
「いい日旅立ち」ってあるけれど
「旅立ちはいつもいい日」になる気がするよ
スーパーな三番果!
この子はスーパーゴーヤの三番果。一番果よりも、二番果よりも、気持ちよく成長し、イボイボも繊細で、それはもう青々と、真っ直ぐな心をもって育ってくれました。なんて親孝行なんでしょう。ということで、それくらい、とっても立派な実ってことを伝えたかったのです。素直に嬉しくって。
地面と水平に伸びておる
気が付かなかったのですが、スーヨーちゃんが一番果をつけてた。それも真横に実を伸ばしている。きっと大きくなるにつれて、自分の重さで垂れ下がっていく。初めはそれぞれ思い思いに好きな方に実を成長させるのだけれど、徐々に小さい実が大きくなるにつれて、実が下へ下へと向かう。収穫時になると、スラッとした落ち着いた佇まいで、その場に生っている。存在している。私は姿から老荘思想のそれを感じたりする。
日が傾いたあと空には闇を感じるブルー
こうして支柱を立てるだけでそれっぽく見えます。背景のブルーに情緒を感じる。自然農法とか、草をはやして〜なんかいろいろな栽培方法があるけれど。いい悪いとかでなく、個人的にはきれいにレイアウトされている、整理整頓できている様を見ると、なんだかスッキリする。気持ちも整理される。普段は片付けできない人間なので、畑ではここぞとばかりに整理してしまう。
今週末は久々に友人たちが遊びに来てれくれて、みんなで晩酌タイム。その日に畑で採れたものさっと茹でたり、炒めたりして、食べてもらうことができて、これはもう最上の喜びだよなぁって。私は土からの恵みを。友人は海から恵みを。たくさんの恵みを感じながら、それらを美味しくいただきつつお酒を傾ける。なんて幸せなことでしょうか。
秋にはまたたくさんの野菜を収穫して、調理してみんなでテーブルを囲むことができたら嬉しいな。肩肘張らず、自分のペースで、のんびり頑張ろう。