笹慎

映画好き。小説書いたり、ときどき絵を描いたり。小説はプロ目指して公募など頑張ってます。＜受賞歴＞カクコン9短編特別賞、2023冬の星々140字佳作、SARFこわい話コン優秀賞

逆噴射小説大賞2024応募作品

笹慎

2本

逆噴射小説大賞2024応募作品です。

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自己紹介（受賞歴・小説作品集リンク）

笹慎（ささまこと）というペンネームで、小説を書いてWEBで発表しています。小説のコンテストなどを通じて、商業作家としてデビューを目指し中。四十代、くたびれた会社員。趣味は映画鑑賞。年間鑑賞作品数は150〜200本ほど。住むところ選ぶ基準は映画館が近くにあるか、どうか。受賞歴カクヨムWeb小説短編賞2023（短編小説部門）短編特別賞 ※同時開催の円城塔賞では最終選考対象に選出。作品名『転生殺人トラック』 SARF×カクヨム短編こわ～い話コンテスト　優秀賞作品

禁忌地方・凶都

　べべん！　べんべ、べん！　琵琶の弦がしなる。しなる。盲いた奏者のガムシャラなること。　ここは、狂の都が兵暗凶。今日もまた二人、どちらか死ぬまで戦うという。　都の道道では護摩が焚かれ、ばちり、ばちり。木が爆ぜる。「無銘なれど、我が手中なれば髭切よ。酒呑童子も切り捨ててしんぜよう」　そう言いたるは、大太刀を振り回しスサノオの顕現が如き筋骨隆々、蓬髪無精髭の山男・猛刃丸。「カッカッカ。お前のような山猿が振り回したところで、髭を切るどころか、避けられ地面に刺

笹慎

3週間前

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デッドマンスイッチ・ラブ・シャンプー

　綿100％の下着しかつけない。俺は肌が弱いから。　そんな俺のこだわりがつまったボクサーパンツは吸水限界をむかえ、尻とパイプ椅子の座面との間は大量の汗によりビチャビチャだった。　真っ暗ながら足裏からむき出しのコンクリートを感じる。それに生乾きのまま何年もタンスにしまった服みたいなカビ臭さ。時折カサコソと背後で音がする。椅子にガムテープでぐるぐる巻きにされている俺は振り返ることもできない。　パンツ一丁で監禁され、どれだけ時間が経ったのか。　なんで、こんなことに？　

笹慎

1か月前

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初受賞した140字小説を収録した雑誌が発売されます！

　小説を書き始めるようになって一年半ほどですが、小説賞ではずっと受賞を逃してきました。　そんな悩んでいた時に応募した、ほしおさなえ主催・文芸創作コミュニティ開催の冬の星々（140字小説コンテスト第4期）において、佳作をいただくことができて、とても嬉しかったです。　しかも、こちらの団体では年二回雑誌を発行されているのですが、なんとそちらに受賞作を掲載してくださるのです！「星々vol.5」〈特集　地図〉に収録されます！　何卒よろしくお願いします！！

笹慎

6か月前

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