いつか話すことができれば・・・

引越した。
人生１０度目に入った引越しを終え、今はリビングでパソコンを打ちながら遠くに見えるスカイツリーを眺めてる。

人生は不思議だ。どこでなにがどうなるか本当に分からない。
思い返せば半世紀生きた私の人生だってそれなりにいろんなことが起こってきた。
そして、いろんな経験をしてきた今の私は過去最大に神様を信じている。

神様というとちょっと構える人もいるだろうけれど、私のいう神様は、私の上にいる神様だ。
そう、私の上にいる神様。（何故二回言った？）
私だけでなく、誰の上にも神様はいると思っている。
上にいて、じーっと私達を見ている。
神様がみているから悪いことはしない。
良いことをしてご褒美を貰いたいから良いことをする。
ま、そんな甘い考えが１００％無いとは言えないけれど、とにかく私は上にいる神様に恥じることがないよう生きることをモットーにしているのだ。

人生なんてせいぜい１００年。
子供の頃テレビで見ていた眩しいばかりのスター達が、現実に抗うことができず年老いていき、亡くなっていく現実を目の当たりにして、いつか自分も同じようにこの世を去る日がくることを刻々と感じる日がそう遠くもなくなってきた。
だったら、良いことをしてこの世を去りたい。
少しでも笑顔を向けられて人生を過ごしたい。
だから、笑顔でいることを心がけている。
「ありがとうございます」と言えるよう努力している。

私の上にいる神様は何を思い、何を望んでいるのかは分からないけれど、
私の上にいる神様が悲しまないよう、残された人生を共に過ごしていきたい。
何処へ引っ越そうと、何が起ころうと。

#創作大賞2024 #エッセイ部門