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兵庫県百条委参考人招致について

①公益通報保護法に違反している。
②公益通報保護法に違反していない。

この2つの論点で百条委が進められています。

斎藤知事が県民局長が公用パソコンに私的情報を保存していたことに対して「公務員失格」と言ったことを問題視しているオールドメディアもあります。その私的文書の中身には、斎藤県政を転覆するためのクーデター計画が書かれていました。さらには、ハメ撮りした県職員と不倫した映像が大量に出てきたのです。

これは、「公務員失格」を超えた職権濫用であり、かつ不同意性交罪も疑われる行為です。

同県民局長は、停職3か月の処分後に、「公益通報保護法制度」を使って内部通報しています。

この公益通報保護法を斎藤知事は違反して内部調査をしたのではないか、と百条委は追及しているのです。

本来、百条委は中立公正な立場から調査をすべきものです。が、百条委の公開映像を見ると、中立公正とは程遠い秘密会が開かれています。

また、「公益通報保護法に違反している」との見解を述べそうな参考人招致を選任し、もう一方の「公益通報保護法に違反していない」とする参考人招致を拒もうとしています。

両論参考人の意見を聞こうとするのではなく、委員長は、都合のいい情報を集め、都合の悪い情報は軽視しているように思われます。

都合のいい情報を集め、都合の悪い情報を軽視または退ける傾向のことを「確証バイアス」と言っています。

百条委担当議員は、この確証バイアスの存在を意識し、このバイアスを持たないようにすることが必要です。宣誓しなければならないのは、証人だけではありません。調査のために尋問する兵庫県議会百条委の担当議員その人もです。人はバイアスを持ちやすいのです。間違いやすいのです。が、兵庫県議会議員は、自分たちは間違わない、という前提の元に百条委を進めているように見えます。


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フンボルト
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