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お月様の力

子供の頃、月に兎がいると信じていた時期があった。ススキの間から満月を見ながらぼた餅を食べた思い出も蘇る。

アポロが月に着陸した時、私のロマンチックな想像が汚された気がした。それほど、私は月を愛し、月に憧れを抱いていた。

今でも、夜道を「月の沙漠」を鼻歌にしていることがある。ドビュッシーの「月光」を無性に聴きたくなる時がある。

月は音楽家にとっては神秘の光を放つ神の存在だったのだろう。

さてと、ここから月と地球の関係について語ろう。月と地球の距離は36万キロメートルと習った。これが1年で約4センチずつ離れていく。何億年か経った時、月は見えなくなるのかもしれない。

私たちは月の引力のお陰で生きられている。もし、月がなかったら、1日は8時間のスビードで自転することになる。暴風、砂嵐、大波で、ヒトは生きていられない。地球が1日24時間というスビードで自転してくれているのは神業に近い最適スピードなのだ。

それから地軸が程よく傾いてくれているのも、月の引力の賜である。この傾きが1度でも狂えば、現在の緑地帯は砂漠化するかもしれないのである。

このようにお月様は地球の守り神である。

私は子供の時から、お月様が大好きだった。

夜、散歩の度に、お月様を見上げる。周りに誰もいないことを確かめて、お月様に手を合わせる。

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