少年よ、雲を見よ。
子供の頃、入道雲を見ながら外遊びをした。麦わら帽子を被りながら虫網を担いでいたなあ。
その入道雲も、大人になるとあまり見なくなる。
スイカ割り、金魚掬い、花火大会、ヨーヨー釣り、クワガタ捕りなど、数え上げれば両手指で足りない。
少年時代の入道雲の景色。その景色はオトナ時代の景色とはちがっている。
少年よ、大志を抱たなくていい。その代わりに雲を見ようよ。雲を見て歩こうよ。
少年時代を味わわないと、あっと言う間に過ぎ去っちゃうよ。
少年時代に心にゆとりがあり、雲を楽しめたら、大人になって多少苦労あっても、乗り越えられる気がする。
少年よ、雲を見よ。
少年よ、自然の中で遊べ。