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GBASPそっくりな中華エミュ機『ANBERNIC RG35XXSP』購入してみた

年始に『2024年に手に入れたいもの』という記事を出したのですが、その中で「レトロゲーム互換機or中華エミュレータ機」が欲しいと書いていたんですね。
互換機だったらコスパ考えてレトロフリークが欲しいけど、布団に寝っ転がりながら遊びたいから中華エミュ機で良いのがあったら欲しいなーとも考えていまして。

ただ、中華エミュ機は様々なメーカーから出ていて玉石混交っぷりがすごいので、レビュー記事を見ながらANBERNIC社の製品をコスパの良さと情報の多さで第一候補に選出。
「なんか良さげな新商品が出るかセールのタイミングで買うかー」なんて考えていたら、5月19日にGBASPそっくりなRG35XXSPが出ると情報を掴んだのでノリノリで購入しました。

即購入したが送料がたけぇ

RG35XXSPはクリアブラック・クリアブルー・シルバー・グレーの4色あり、自分が購入したのはクリアブラック。
やっぱこういうゲーム機はスケルトンだよな!

こういったエミュ機を買うのは初めてなので、知識不足により変なこと書いてあるかもしれませんが、その場合はコメントで指摘していただけるとありがたいです。

※2024/05/30 PCエンジンのソフトに関してbiosのことを追記

外観チェック

5月19日に注文し、届いたのは5月28日。
中国からの発送なのでべらぼうに遅いわけではないですが、国内の通販に慣れているとちょい遅く感じますね。

初めてANBERNIC社の通販を利用したのですが、中国とは思えないくらい梱包がしっかりとしていて感心しました。
昔ほかの中国通販使った時はペラい袋にそのまま箱だけ入っていて、普通に外箱削れていたので……。

めっちゃしっかり

化粧箱は簡素ではありつつも、機体のイラストの周りが銀色に縁取られていて安っぽくはなかったです。

中には本体のほかに、保護ガラス、液晶を拭くワイプ(保護ガラス貼る前に使うやつ)、説明書(英語と中国語のみ)、USB-C to Aケーブルが入っていました。

開いてみるとマジでGBASPそっくり。
学生時代にひたすらGBAで遊んでいた記憶が蘇ってきました。
ガワはサラサラしていて、ある程度長く持っていても全然指紋とか残らないから最高。

左側面はボリュームボタンのみ。
右側面は電源とリセットボタン。
このリセットボタンってなんの意味があるんですかね……?

下側面はイヤホンジャック、OSなどが入っているシステム用のmicroSDスロット、ゲームなどを入れるデータ用microSDスロット。
システム用のスロットには64GBのKIOXIAのmicroSDカードが最初から刺さっていました。

上側面はL1・L2・R1・R2のボタンに、USB-Cポート、ミニHDMIポート。
USB-CはOTGと書いてあるから充電のみじゃなくPCと接続もできるのかな?
ミニHDMIもあるのでテレビ出力も可能なのは嬉しい限り。

背面はバッテリーの情報が書いてあるのみで特に面白みは無し。

公式サイトを見ると液晶は180度まで開くと書いてありましたが、自分のは160度くらいで止まります。もっと開くこともできますが180度以上になるし無理して開いてる感があるのでおすすめできません。
まぁ、これくらいの角度が一番使いやすいから全然良いのですが。

ボタンのカチカチ感は触っていて気持ちよく、SwitchのJoy-Conのボタンに近い感じ。
安いコントローラーにありがちなヘナヘナした感触じゃなくて嬉しい。
ただ、メニュー・セレクト・スタートの3つのボタンはなぜかボタンの機構が違うのか固めで大きいカチカチ音が鳴ります。謎。

外観はこれくらいにして実際に遊んでいきたいと思います。

遊ぶための準備

というわけでゲームを遊んでいきたいのですが、現状手元にダンパー(吸い出し機)が無いのでカセット類を遊ぶことが出来ず、PS1などのディスク系しか遊べないので、今回はそれらだけ遊んでみました。
ダンパーであるカートリッジリーダーレトロフリーク(ちょっと弄ればROM吸い出しできるらしい)を購入したらまたその時に記事出します。

とりあえずPS1のタイトルとして以下の4つを選出。

  • 俺の屍を越えてゆけ

  • デュープリズム

  • ポリスノーツ

  • ファイナルファンタジータクティクス

めちゃくちゃ久しぶりに引っ張り出したので埃かぶってましたわ……

これらを「CD Manipulator」というソフトを使ってイメージ化します。(使い方は調べたらクソほど出てきます)
出来たイメージファイルをmicroSDカードにコピーしてRG35XXSPで読み込めばいいのですが、余りのmicroSDカードがなかったので最初から機体に刺さっていたOSファイル入りのmicroSDカードに直接コピーしました。
その際に元から中に入っているアウトなデータも削除したりね、うん。
日本公式サイトから買ったらそういうデータが入っていないmicroSDカードが付いてくるってブログ記事読んだんだけどな……。

遊んでみる

RG35XXSPを起動するとANBERNICオリジナルのエミュレーター(?)とRetroArchというオープンソースのマルチエミュレーターが選べて、どうやらRetroArchのほうが使いやすさなどで上みたいなのでそちらを選択。(インベーダーっぽいアイコンでRAゲームと書かれてるやつ)

本機で遊べる機種一覧が出てくるので、PSを選んで早速遊んでみます。

画面をスマホで直撮りしているためゲーム画面の色がちょっと違うものがありますが、実際はかなり綺麗なのでそこは安心してください。

俺の屍を越えてゆけ

通称『俺屍』。
平安時代を舞台に、朱点童子という悪鬼を倒すため、神々と交配しながら世代交代を繰り返し悲願成就を目指す……というRPG×育成SLGの異色作。
この作品好きな人多いですよね。

初期起動に時間がかかり、「あれ、ROMの吸い出しミスったかな?」と思ったけど少し待ったら無事起動。

フィールド移動も戦闘もキビキビ動いて問題なし。

妙に魅力ある作品なのでたまーーーーに思い出して遊びたくなるのですが、まだクリアしたことないんですよね。PSP版も昔買ったけどどっかいっちゃった。

デュープリズム

スクウェアのPS時代の隠れた名作として有名な(という矛盾が面白い)アクションRPG。
ミントとルウという2人の主人公で別の物語が楽しめて、大まかなストーリーは同じものの雰囲気が違って一粒で二度楽しい作品となっています。
個人的に好きな作品です。

ANBERNICオリジナルのエミュレーターで起動するとミント編のOPの時点でグラフィック表示がおかしくなったり、文字がちょっとボケてて読みづらかったりしたのですが、RetroArchで起動するとその辺り解消されていました。

ルウ編は結構覚えてるのにミント編あまり覚えてないんですよね。なのでミント編から遊び直そうかな。

ポリスノーツ

『メタルギアソリッド』シリーズでおなじみ、小島秀夫監督によるSFアドベンチャーゲーム。
メタルギアにハマった時に小島監督の他の作品も遊んでみようと『スナッチャー』と一緒に買ったのですが、結局遊ぶことなく今までいました。
まぁ、良い機会なので遊ぼうかと。

アドベンチャーゲームということで文字を読むのがメインなので画面サイズ的にどうかと思ったのですが、ふりがなはちょっと潰れますがなんとか読めます。

ただ、本作はカーソルを操作して気になるものを選んで調べていくので、背景の細々したものはちょっと見づらいかなと。
単純に画面を近づけて見て対応するしかないですね。

ファイナルファンタジータクティクス

オウガバトルシリーズで人気を博していた松野泰己氏がスクウェアに移籍して作ったシミュレーションRPG。
まぁ、FFのガワを被せたタクティクスオウガですよね。
GBAで出ていた『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』は好きだったのですが、本家というかこっちは遊んでいなかったのでこの機会にということで。

こちらも文字の潰れなどなく戦闘中のステータス表示も問題なく遊べそうです。

ANBERNICのエミュレーターでは低音が割れていましたが、RetroArchのほうだと問題なかったのでやはりこちらのほうが優秀のようです。

追加でPCエンジンのCD-ROM2とセガサターンのソフトも試してみた

PS1のソフトは全く問題なかったので、昔ハードオフでレトロゲームを物色していた時に、本体は持っていなかったけど安かったから買ったCD-ROM2の『らんま1/2 とらわれの花嫁』とSSの『ストリートファイターZERO2』も試してみました。

『らんま1/2 とらわれの花嫁』は問題なく起動しました。
デジタルコミックということで普通のノベルゲームと違って一枚絵が動きまくるしフルボイスでファン向けゲームとして満足度高そうな作品でした。

※2024/05/30 追記
PCエンジンのエミュでCD-ROM2を遊ぶ場合はbiosが必要で、記事執筆時に遊べたのはANBERNIC社がbiosも入れていたからだとコメントでご指摘いただきました。
microSDカードに入っていたbiosは削除し、今後自分でbiosを吸い出すまではこのゲームには触れないでおきます。申し訳ありませんでした。

こんなゲームだったのかー

『ストリートファイターZERO2』は吸出しミスなのか、それともSSは何か設定をしなくてはいけないのか、起動せず。
音楽プレーヤーが立ち上がるだけで遊べませんでした。

SSの吸い出しも初めてだしSSのエミュレーターもRetroArchも触ったことないので原因がわからず。
こういうところに知識不足が出ますわぁ……。

本家GBASPとの比較

最後におまけとしてGBASPとの比較画像を置いておきます。
最初にRG35XXSP触った時は「GBASPまんまやんけ!」と思ったのですが、実際に比べてみるとRG35XXSPのほうが一回り大きかったです。

ちなみに手持ちのGBASPは液晶が割れているのでまともに遊べず。
いつか液晶を買って自分で修理するんだ…!

買って大満足!レトロゲーム遊び尽くすぞ!

というわけで、初めて買った中華エミュ機のRG35XXSPですが、手持ちのPS1のゲームが動くし見た目も可愛いしで大満足です。
中古ショップで面白そうなゲームを見つけたらとりあえず集めていたので、遊んでいないPS1のゲームが50本以上もあるんですよね。

まぁ……FC・SFC・N64・GB・GBAと任天堂のカセット類は全部で三桁近くあるので早くダンパーを手に入れてそちらも遊ばないとなのですが……。

PS2・GC・Xbox・PS3・Wii・Xbox360なんかも合わせると三桁軽く超えるし。

とか言ってPCゲームは四桁以上積みゲーあるんですけどね!
生きてる間にどれだけ遊べるのやら!
ガハハ!!

自分が購入したときは公式サイトもしくはAliExpressのみの販売でしたが、今はAmazonからも購入できるみたいです。

※2024年8月2日追記:CFWも導入してみた

muOSというCFW(カスタムファームウェア)も導入してみました。

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