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勇気を出して生きづらさを伝えること

私はセクシャルマイノリティ。

体は男性、心は女性寄りという性自認です。
これまでの人生で無数の辛い体験をしてきたと思うけど、そんな中でもひねくれることなく生き延びてきた自分のことは誇りに思っています。

そんな私は、キラキラした人々にあまり関心はなく、自分と同じような辛い思いをしている方々に意識が向きます。幸いにも今の仕事では微力ながらそのような方々へのサポートに時間を費やすことができる環境。ありがたいです。

自分の辛い体験を通して生まれたアイデアでサポート事業を立ち上げようと行動し、実際に成果も上がっているけれど・・
私の生きづらさはそのままになっている。
これはいわば滅私奉公のような状態。どうすればいいのか?

答えはわかっています。

私も生きづらいと感じているということを、信頼できる周りの人に伝えること。生きづらさを隠し、支援者として行動するのではなく、生きづらさを明らかにし、生きづらさを抱える仲間として共に行動すること。
それが必要なのだと。

なぜそれを躊躇しているの?

やはりそれは、恐れているから。今の日本ではセクシャルマイノリティに悪い印象を持つ人も多い。変な噂が広がるかもしれない、周りから去っていく人もいるかもしれない、下手をすると職を失う恐れもある。
とてもとても怖いのです。

それでも一歩を踏み出したい。

周りは敵ばかりではないはずです。僕の認知の歪みは「周りは敵だらけ」と心の奥で思っていること。そうではない、それを突破してみたい。

その機会が到来しました。

最近、アサーティブ トレーニングで知り合ったEさん。
思慮深く愛を持った方だと思います。一緒に絵本の読み聞かせのイベントを企画することになりました。Eさんとはこれからもマイノリティや社会的弱者の方々にスポットライトを当てたプロジェクトで力を貸していただきたいと思っています。

自分の生きづらさを伝えてみようと思います。

なぜ私がマイノリティに向けたプロジェクトに精力を注いでいるのか?
思い切って明らかにして、関係をスタートする。
私にとって新たな挑戦になります。

Eさんの心の負担になるかもしれない・・

ほぼそんなことはないと思いますが、でも受け入れられないのであれば、それは仕方ないこと・・だよねきっと。
いつもこの段階で勇気が出なかった。
でも、勇気を出して自分のことを伝えてみよう、そう思います。

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