思考停止の金的反則

最初は「金的」がタイトルでした。
その後、これは早急に対策しないとジャンル自体が衰退してしまいかねないとまで考えるようになり、急遽タイトル変更と増補しました。

最近特に、RISEや新生K-1で金的中断が多くなったと感じませんか?
物事にはなんでも理由があって結果がある。
今の医療は原因も分からず薬を出すが、そんなのはインチキだ。
今のキック界が取り敢えず注意を出すのと同じ。

そこでこの事態の原因を考えた。
最初は当初述べていたように、やり得、ペナルティーが甘いから選手が戦術として用いる場合があるからと考えていた。
しかしそれだけではなかった。

RISEと新生K-1はほぼ掴みを禁止するルール。
クリンチの無い戦いはファンもスマートだとして歓迎する雰囲気がある。
掴みやヒジが無ければ接近戦が多くなる。
接近戦になれば蹴りよりパンチの比重が大きくなる。

パンチの比重が大きくなるなら、ボクシングスタイルが有利に成る。

もうここで気付いた方がいるでしょう。

ボクシングスタイルは蹴りを重視するムエタイより
明らかにスタンスが広い。

このスタンスの広さががら空きの金的を作っているのです。

パンチ攻撃をし易くする為にスタンスを広げて前重心で打つのは
選手の都合ですから、金的を打たれるのは自業自得とも考えられます。

実際にスタンスが狭いスタイルの選手が多いムエタイではキックほど金的中断を見ません。

原因は明らかになりました。

それでは措置を考える事にしましょう。


(ここからは以前の文です)

そもそも格闘技は相手の急所を攻撃して制圧する事を目的としている。

相手の最も弱い場所を少ない力で攻撃するのがベスト。

徒手武術では最も弱いのが眼球、次が男性の場合は睾丸とされている。
本来の空手はこの2つの急所攻撃だけを練習するだけで十分だと思われる。

空手を一度でも真剣に考えた事が有る人は、必ずそう考えたはず。

もっと進んで考えた人は、相手が金的を何かで、例えば鉄板でガードしていたら、或いは剣山のようなものを仕込んでいたら、蹴ったほうが致命傷になる、命のやり取りをする場合には当然考えなければならない。

目にしてもゴーグルや面などでガードされれば2つの技だけでは完全ではないとして、他の技も研究する。

にしても、目と睾丸は最も脆弱な部分だと言う事に変わりはない。

頭や鼻を殴る、アバラを折る、手足や背骨、首の骨を折る、関節技で首や全身の関節を壊す、そんな事をするのが格闘技なので目や睾丸以外にも危険な場所はいくらでもある。

ただ最近のキックボクシングでは反則としながらも明確な罰則を与えない事がある。故意の場合と故意でない場合があるからだ。

でもそれは人間が判断する事であり、曖昧すぎる。事実が有ればそれが故意であろうとなかろうと、ペナルティーを課すほうが良い。

もし、金的にファウルカップの代わりに剣山を仕込んでいると知っていたら、今のように金的反則が頻発しているだろうか?アイデアの一つ。

ミャンマーラウェイでは金的は反則ではない。これも故意だと反則だと言っているが、滅多にこれでストップになる事は無い。

と言う事は、選手たちは反則であるにも関わらず、オーソ対サウスポーだとか理由を付けて、際どい部分を蹴っているのだ。

反則にならないと知っていたら、どんどん高い位置のインローなどのローキックを積極的に使用するだろう。しかしディフェンス側もそれを承知なので無防備にはならない。構えやスタンスが自ずと変わってくる。ルールによって技術が変化するからだ。

僕のアイデアは

・ファウルカップの剣山化、もしくはメリケンサック化 笑
それは冗談として、蹴った側がダメージを受けるような防具の開発

・金的攻撃を有効とする

です。

もし良いアイデアがあれば、あなたも考えてみてください。

おまけ

極真空手がキックボクシングに出場し始めた頃は、顔面パンチで苦労していたと言いたいTweetです。意味が伝わりにくい文章で失礼しました。

実戦武術とキックボクシングは全く異なるものです。
最近のスポーツ化した空手は、キックボクシングにも対応しやすくなったようで、喜んで良いのか悲しんで良いのか。。。

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