「朝倉未来に勝ったら1,000万円」検証
そもそもルールの詳細が不明だったAbemaTVのこの企画、問題性は他の議論として、行われたゲームについて考えてみました。特に僕はモハン・ドラゴン選手の健闘を予想していましたがあっけなくフィニッシュされました。なぜ予想が外れたかの検証もしました。
喧嘩にもルールはある
喧嘩は殺し合いではない。勝てば良い。ただし殺せば死刑や懲役を食らうから殺す気は無いが、死んでしまう可能性もある事をしている自覚はある。或いは殺されてしまう自覚も。
もちろん勘違いした頭のおかしい人もたまにはいるが、殺す事を目的とするものは戦争と定義される。槍や鉄砲を持つ戦いは紛れもなく戦争である。
最初から殺す気ならば刃物や銃を持つほうが早い。殺す気が無いから喧嘩をする。刃物や銃を持つ人は最初から殺意があると見做されるし、実際に喧嘩をするのは勝ち誇る事が目的。そうではないと否定する人もいるだろうが、結局勝てば周囲が放っておかず祭り上げられるから結果的にそのグループが勝ち誇る。ネット上での承認欲求と同じもの。
喧嘩風Abemaマッチ
喧嘩にも殺意を認定されるような武器を予め持たないと言うルールはある。しかし今回の企画では事前に詳細なルールが明記されなかったし、実際に行われてみると喧嘩風の企画と言う内容だった。
ルールが不明だと指摘していた
朝倉未来は実際に戦い結果を残した。喧嘩が日本一と言って良いほど強い。
これは間違いない。
頭髪→コーンロウ
路面へのスープレックス→後藤戦
ヒザによる攻撃→初戦
壁、物など環境を利用した攻撃→棚へのスープレックス
これらゲーム前に指摘していた事を未来は全て実行した
また、パンチの連打でモハンをKOしたのもOFGであり、素手ではなかったとは言え予想外に見事だった。
モハン・ドラゴンが不利になるルールを見落としていた
当初は上のような予想をツイートしていた。
モハンのキックボクシングでの戦いを知っているなら、彼が渾身の力を込めてフックを振り回す選手だと言うことを知っているだろう。
だが、あのようなフックを振り回せる前提にはしっかり固めたバンテージと大きなグローブの存在がある。素手や素手に近いような薄いグローブでは彼の得意なフックでは簡単に指を骨折してしまう。もしかするとあの程度の戦いでも拳を傷めている可能性がある。僕はこのルールを見落としていた。
他の僕のNoteにも素手やグローブの事について詳しく言及している通り、手を保護しているスポーツをしている場合、素手やそれに近い状態では競技と同じような技術は使えない。
喧嘩なのであれば素手でないとおかしい。朝倉未来が慣れたバンテージとOFGを着用するなら、素手やボクシンググローブも希望により認めるべきだった。OFG限定は未来に有利なルールだ。
また、対戦相手が一人減った事も大きい。欠員補充はなぜなされなかったのか、辞退した田中聖の代わりにポーランドの人やシバターが入っていれば結果は変わっていた可能性がある。未来は個々の実力は低いと言っているが、怪我や体力の消耗のリスクが減った事は明らかであり、ちょっと解せない。
減ったゲームをきちんと補充してモハンがボクシンググローブを使用して四番目に戦っていれば結果は異なったものになった可能性がある。
ズバリ! 朝倉未来が喧嘩王である理由
喧嘩に勝つには強い相手としないこと、この当然の原則を朝倉未来は嫌というほどよく知っている。だから喧嘩は結果的に弱い者いじめになる事も。
体重が朝倉未来より軽い相手をスタッフが選んだ。
朝倉未来が指示したかどうかは知らない。番組が忖度した可能性はある。
朝倉未来はなぜ自分で相手を選ばなかった?
選んだのはスタッフと言いたいから?
・格闘は体格がものを言う
・連戦は怪我を伴う
・負けるような相手と喧嘩しない
もっと言えば喧嘩は勝つ必要はない
負けなければ良い、喧嘩が強い人はそれを知っている
本を読んでできた頭脳ではなく、感覚的な頭脳の良さが喧嘩には必要
それが朝倉未来
だから喧嘩王
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