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メカニズムから考えたレバーブローのベストな打ち方

割引あり


腹部の一番の急所は鳩尾(みぞおち)とされています。

鳩尾は腹部の上部中心とされ、肋骨が合わさった下の、骨のカバーが無い部分です。

この奥に神経が通っており、そこに刺激を受けると強い苦痛を感じます。

誰でも一度くらいはそこに衝撃を受けて息ができなくなるような苦しみを味わった経験を持っているのではないでしょうか。

僕は小学校低学年の時、サッカーをしていて前から走ってくる者と正面衝突した時が初体験でした。ぶつかった瞬間「ウッ!」とうめき声が出て、のたうち回りました。

この時は鳩尾に直接当たったのか、レバーに当たったのかは不明ですが、ここではレバー(肝臓)への加撃と鳩尾への直接加撃との違いを考えてみる事にします。

僕は小学生時代にA型肝炎に感染し1ヶ月ほど入院した経験が有ります。寒い日のプール授業で体調を崩し、それをきっかけに体の異常なだるさを感じ学校から帰宅したら、そのまま翌朝まで起きられない事が続きました。病院で診断を受けると肝炎の症状ではないかと言う事で、絶対安静の為入院する事になりました。ウイルス性の疾患は一般に安静しか治療法はありません。それは現代でも同じです。毎日太い栄養注射や点滴を行い、自身の免疫を応援する事でA型肝炎のようなウイルス性疾患は回復します。今の商売優先の医療は効かない薬を出すインチキ治療で金儲けしますが、心ある医師なら同じことを言うはずです。その昔、スペイン風邪で多くの人が亡くなったのはウイルスが強かったのではなく、その頃の人々の栄養状態が悪くて多くの犠牲者が出ただけです。今のような飽食の時代ならほとんどのウイルス性疾患は栄養と水分補給を十分にして一週間ほど安静にしていればほとんど回復します。

さて、いつものように脱線しましたが本題です。なぜこのように脱線したかと言いますと、僕はたぶん他の誰よりも肝臓やその位置について敏感だと思うからです。最初にサッカーで痛みを受けたのは小学校低学年、一年生か二年生の時でした。肝炎に罹患したのは四年生10歳の時でした。肝臓が腫れて鳩尾の辺りからあばら骨の下からはみ出して体の側部まで横たわっている肝臓を手で押すと痛みを感じました。医師もそこを触診して状態を診ます。退院してからも完治するまで十年を要しました。一ヶ月で退院して普通に学校に通っていましたが、長距離走では激痛に悩まされ、軽く衝撃を受けても激痛が走り、慢性化しているのではないかと疑いました。それも成人する頃には気にならない程度になり、各種ウイルス検査をしても異常なしとなりましたがいつ死んでも良いように生きようと若い頃から考えて来ました。

それでも高校生時代はまだ完治していなかったので、空手時代はサウスポーの右腕のヒジでガッチリ肝臓をガードするように成っていました。当時、極真空手ではハイキックガードの為にムエタイ式にサウスポーなら右手を上に高く上げるガードをしていたので、ミドルキックの時は右ひざを上げてガードしたりパンチに対して素早くヒジでブロックする必要がありました。僕は元々肝臓が弱点だったので本能的にこのガードは固く、レバーに食らう事は一度も有りませんでした。

そのかわりに、そこに当てる事が効果的な事は人一倍感じていましたから僕のサウスポーの後ろ足で蹴る三日月蹴りが得意だったのです。三日月蹴りは他のnoteでも詳述しましたが、ムエタイのミドルキックと空手の前蹴りの中間のような軌道の蹴りで、靴ならつま先で、裸足なら中足で蹴るものです。ミドルキックのような軌道で前蹴りを蹴ると鳩尾よりも向かって左側のレバー部分にヒットし易くなります。これが鳩尾を狙うより蹴り易く、しかも効果が絶大なのです。

なぜ効果が大きいのか、その時は考えた事がありませんでしたが、それから時を経て考察を深めた時に、「もしかすると直接鳩尾を叩くより、レバーを叩いたほうが効くのでは」と思うようになりました。ネット時代になり、たくさんのレバーブローの映像を視聴できるようになって気付いたのは、叩いた瞬間に効くと言うより、微妙にタイミングがずれて効いている事でした。

このように肝臓と言うものを病を通して深くつきあってきた僕の特殊な体験がレバーブローに人一倍こだわらせたのかもしれません。

これは僕の仮説でしかないのですが、レバー自体のダメージではなく、大きな肝臓の末端を力点として叩く事によって反対側、つまり鳩尾側にある急所の神経に梃子の力が大きく作用しているのではないかと考えています。肝臓は固形と言うより流動体のような肉塊なので波打って遅れて神経に作用するから少し遅れて効いているように見えるのではないか。

そのように考えると、ベターな打ち方は鳩尾と反対側の末端の肝臓を打つ。末端であればあるほど最大限に梃子が利く。もっと進めて最大限に梃子を利かすベストな打ち方とはどのような方法か。ここまででほぼ答は言っていると思いますが、もしよろしければ僕の答えを一行で書いていますので、興味のある方、またはこのnoteが有益だったと思う方は購入してお読みいただければ幸いです。もう一度言いますがたった一行です。

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