9/5自由連句「秋の灯や」の巻
自由連句は、俳句と川柳のあいだくらいの何かになりたいのかなぁ。連柳?
「秋の灯や」の巻
1 秋の灯や電気の時代に電気の詩 てるや
2 いいテロリストのような澄んだ目 てるや
3 もんじゃ焼き製造ロボットもんじゃ君 てるや
4 数珠切れてたたみを逃げる珠 てるや
月 手のひらで真昼の月を持ち上げる よう
6 お宝探す地図を広げて よう
7 夕方にしょうゆの匂いする路地で てるや
恋 薄荷のかおり放つくちづけ よう
恋 ひとの手で自分のかたち知りながら てるや
10 水面のビルに石を投げ込む よう
花 口にものもぐもぐ、もぐもぐもぐ「さくら」 てるや
12 お店ごっこで渡す貝殻 よう
今回は海月漂さんの「水面のビルに石を投げ込む」がいい句と思いました。次に花があったので、うまく受けられなかったのが悔しいところです。
以前10句のトー句というのを試みましたが(10句連句「トー句」の試み とか、10句連句「トー句」の試み2 とか)、10句か12句かというのは、さほど違いがないかもしれません。
他になにか「跳ねる」ルールが必要か、不要なのか、考えながらやっています。ローカルルールをみんなが作りながら、めいめいでやってみてもらえると面白いんですけどね。