ふらくた連句と云ふ事

4月1日より、ツイッター上にて、#ふらくた連句 というあそびを始めました。

おぼろなり今宵は雨に散るさくら  沙流

という発句をスタートにして、だれでも、いくらでも、どんな付け句でもOKという、ゆるいルールです。一つが全体、全体が一つを構成する意味を込めて、フラクタル連句、ふらくた連句と名付けました。

5月21日に、計12名の方に参加いただき、10分岐625句にてすべての百韻が完成しました。

ふらくた連句1 

└─ふらくた連句2(3句から分岐) 

  └─ふらくた連句3(9句から分岐)

└─ふらくた連句4(3句から分岐)

└─ふらくた連句5(発句から分岐)

  └─ふらくた連句7(52句から分岐)

    └─ふらくた連句10(84句から分岐)

  └─ふらくた連句9(63句から分岐)

└─ふらくた連句6(72句から分岐)

└─ふらくた連句8(87句から分岐)


参加者(参加ふらくた番号)
照屋沙流堂・・・沙流(1-10)
くらげただよう・・・洋(1-10)
小澤ほのか・・・ほのか(1-10)
袴田朱夏・・・朱夏(1-10)
寿々多実果・・・多実果(1-3,5-10)
野添まゆ子・・・まゆ子(2)
野原豆・・・豆(5,7,9,10)
石川聡・・・聡(5,7,9,10)
珈琲と俳句・・・珈俳(3,5,8,9)
藍笹キミコ・・・竹林堂(8)
おふうちゃん・・・ふう(5,9)
瓦すずめ・・・すずめ(9)

51日間、毎日の付け句、ありがとうございました。

現代連句は、流れによって、人と繋がりつつ個でありつつ、想像力によって、現状をつねに打開しつつ、言葉によって死につつ、蘇りつつ、表現によって、前に進み、ときどき、振り返る、あたらしい「座」を垣間見ることができれば、楽しいあそびになるのではないかと思っています。

分岐、増えすぎるとスマホのバッテリーが死ぬところでしたが、なんとか10分岐で済んで、良かったのかもしれません。ふらふらくたくたのふらくた連句でした。

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