連作知らず6
メリークリスマスイブ! このnoteのマガジン機能というのは、たとえばこういう連載みたいな文章をまとめてしまう機能なのだろうか。ウェブログ形式が誕生してからずっと、文章は最新が一番上で、古い文章は奥へ、下へと沈み込み、読者は最初から順番に読みたいというニーズを無視して平気でいる文化だけど、マガジンだとそういう読むべき順編集も出来るのかしら。
人間が数字の進法を基本的に10進法にしたのがなぜかはわからないが(指の数だろうか)、時間については、60進法および12進法を選択したのは、それが円で表現できたからだろう。6はその意味で、円を基本とする考えの数といえる。6をめぐる言葉を探ると、仏教の用語が多いが、これは仏教が円という形を重要視していたことを意味するのだろう。
連作「六根清浄」
降る雪を六花と呼べば幾何学的デザインのゴミ捨て場かこの世
チムニー(熱水噴出孔)で生命が今日も誕生す、生命が産むいのちでなくて
聖者および愚者は偏差の極限から歩みくる従ってはならぬ
六本のパイプで宇宙とつながって君を探している六本木
元カノが座禅にハマっているらしき深夜の書き込み、はやく寝ろよ
何周も時計の針がまわるのにわれわれは前に押されるばかり
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