9/16自由連句「小鳥来る」の巻

9月も半分が過ぎた。インターネットも年をとってきた。昭和禁止縛りされると、インターネットはなかなか厳しかったりして。

  「小鳥来る」の巻
1 小鳥来る ここはすべてがガチャの国  てるや
2 科学忍法今よみがえれ  朱夏
3 酢を飲めば身体が柔らかくなれば  てるや
4 竜宮で舞うエチゼンクラゲ  よう
月 ちぎれてはまたひとつ波のうえの月  てるや
6 コンクリートで白い背中に  てるや

7 配管のむき出しのバーで人を棄て  てるや
8 神だったっけあれは嘘だよ  朱夏
9 乾くまで洗濯バサミで吊り下げた  てるや
10 秘密結社の入会用紙  てるや
恋 鷹の爪刻んだ指で触れないで  たみか
恋 忘れられない夜の指先  よう

袴田朱夏さん、科学忍法って、すごい造語センスだよね、あらためて。
寿々多実果さんの11句は恋句にします。エロティシズムなので。
海月漂さんの挙げ句も恋句にします。エロティシズムなので。

花と恋と比べると、月は入れやすいというのはありますね。連句本来の月とはもちろん違うし、花も恋も、現在のそれに解釈をしているのですが、それでもなお。そういう時代なのでしょう。自由連句においては止まった流れを動かすくらいの位置づけなので、月も花も恋も、あってもなくてもよいとは思っています。恋づくし、月連打もやったので、植物祭(前川佐美雄かっ)もありかもしれません。植物の名前はちょっと苦手かな〜。

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