【動画解説】【鉄道移動奇行①】阿武隈急行・フルーティア・那須烏山市営バス 茨城交通乗継県境超え・ひたちなか海浜鉄道キハ205系
コミックマーケット104の御礼
みなさまこんばんわ
暑い中コミックマーケット104にご来場いただきありがとうございました。今回頒布した同人誌はメロンブックス様に通販委託していますので是非お手に取っていただければ幸いです。(いきなり宣伝で申し訳ございません)
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鉄道移動奇行について
今回(2024年8月16日22時投稿分)から始まった【鉄道移動奇行】シリーズについて説明します。この動画は、私 田谷侑(たがやゆう) が今までに行った鉄道旅行を動画として編集した「旅行記動画」です。ただし、通常の旅行とは異なり、観光や美味しい食べ物の紹介は殆どありません。むしろ、ただただ乗車したいと思う特定の車両に身を委ねて移動するという「奇行」とも言える行動です。「移動する奇行(紀行)」ということで【鉄道移動奇行】と命名しました。
今後、月1本のペースで投稿予定(現時点での予定です)。
また、将来的にはnoteに書いた移動奇行を再編集してコミックマーケットで頒布出来たら、と考えております。(「田谷侑の移動記 2022年冬季」の後継シリーズとして)
ここから移動記本編スタートです。
2023年9月9日 鉄道移動奇行① 動画解説
移動列車 はやぶさ49号 東京→仙台
車両:E5系
おはようございます田谷侑です。はやぶさ49号でスタートです。台風13号の影響で先が見えないスタートですが、現在仙台へ向かっています。今回の移動は「食べっしゃフルーティア」乗車のついでに色々乗ろうといった感じの企画です。上手く行程を消化できれば面白いのですが、どうなるのでしょうか?台風の影響が読めないので・・・。とりあえず最速で仙台へ向かいます。
目的列車 阿武隈急行直通 普通 梁川 仙台→梁川
車両:AB900系
仙台駅に定刻で到着。東北新幹線東京駅6時4分発の定期始発列車「やまびこ51号」よりも早い(速い)はやぶさのおかげで7時32分仙台に到着です。通常、東京駅からだと「やまびこ51号」の7時58分着が最速です。
個人的にE2系が好きなので通常、朝早く仙台へ行くときは「やまびこ201号」で下っていくのですが、E2系でなくはやぶさにしたのには勿論訳があります。通常の始発新幹線では接続しない7時53分発の阿武隈急行線直通の梁川行きに乗車できるからです。今回のメイン列車はお昼に福島から乗車するのですが、折角なら阿武隈急行線を完乗しようということでこのような行程になりました。
2023年3月のダイヤ改正でAB900系の固定運用になってしまったのが残念ですが、この列車で梁川まで向かいます。個人的には8100系の方が好みなので・・・。今日は青とオレンジの編成が充当、どうでもいいですがこの運用毎回車掌さんが女性の気がします。
仙台駅を発車、杜の都のビル群を横目に軽やかに仙台市内を後にします。山奥に向かう列車の車窓とは思えません。途中JRと阿武隈急行の境界駅槻木で乗務員交代。いよいよ阿武隈急行線に入ります。列車は東北本線を跨ぎ山の中へ入っていきます。丸森まではコンスタントに途中駅があり仙台のベッドタウンがここまで広がっていることを感じます。
列車は丸森で10分停車、対向列車との行き違いのためです。ここから先は県境を越え、あまり人が居住していない山間部を走行していきます。丸森まででも既に乗客はまばらでしたが、乗客殆ど下車してしまい車内は貸切状態に。数年前に槻木側と福島側で運用を分断した理由がわかります。台風の影響で濁りきった阿武隈川を横目に福島県へと入っていきます。
福島県に入って富野駅、ここからまた住宅街が広がってきました。もう福島県かと思っていたら終点の梁川に到着。仙台からの長旅が終わりました。接続する列車は新型(確定)なので一本見送り8100系を待ちます。
目的列車 阿武隈急行8100系 梁川→富野→福島
車両:8100系
梁川駅できっぷ収集をしながら待つこと30分。福島駅から青い8100系がやってきました。福島とは反対方向の富野行きですが、この列車の折り返しが次の福島行きなので一旦富野へ行ってから福島へ行きます。(当日は週末パスを使用)MT54が唸る8100系を暫く楽しみます。福島到着、これにて阿武隈急行線完乗です。さてここからは今回のメイン列車食べっしゃフルーティアに乗るべくツアーの手続きへと赴きます。
目的列車 団体 食べっしゃフルーティア 福島→新白河
車両:719系フルーティア
集合場所の「びゅうプラザ」もとい「駅たびコンシェルジュ」に入店。普段通り事前に知らされていた時間よりも数分早く受付が始まりました。今回も「誠意」の補充乗車票が用意されており、これにはニッコリ。幸先の良いスタートです。入線時刻は11時42分とのことで、それまでホームで撮影場所を確保して待機です。ホーム上で立って待つこと40分、郡山方面から719系フルーティアが入線してきました。2023年12月に引退することが告知されているので、ホーム上は少々盛り上がっています。今回以降のフルーティア旅行商品は申し込んでいないので多分今回が最後の乗車です。ひと通り撮影をして乗車。座席は事前に指定されており、今回は1人席のプランが確保できなかったため2人席に着席。見知らぬおじさんが向かい側に座るのは気不味いですがまぁご愛嬌ということで。福島駅を発車、列車は途中二本松・郡山・鏡石で飲食物を積み込む模様。こういう車内で色々なものを食べる系のツアーは「リゾートやまどり」の「とちぎ美味いもんトレイン」以来だなぁとしみじみと感じます。「とちぎ美味いもんトレイン」は現在もE653系により区間を変更したうえで年に数回運転されています(最近は上野→小山→日立・日立→上野が多い気がします)。 餃子や揚げまんじゅうなどを食べながら新白河に到着。流石に全部は食べきれなかったので残りはお土産に。多分これが最後のフルーティア乗車なんだろうなぁ。今までたくさん乗ったためか不思議と名残惜しさは感じず。深追いすることもなく新幹線乗り場へと向かい次の目的列車へ向けて移動します。
移動列車 やまびこ214号 新白河→宇都宮
車両:E5系
宇都宮駅までは自由席で移動します。
特に特筆することはないです。
移動列車 烏山線直通 普通 烏山 宇都宮→烏山
車両:EV-E300系
東北新幹線で南下し宇都宮に到着です。つい最近宇都宮ライトレールが開通したことで有名ですが、脇目も振らず在来線ホームへ下り烏山線に乗り換えます。さてここからは未乗の烏山線を制覇しつつ、少々タイトな乗り継ぎで目的列車へと向かいます。これ繋がればすごく良いルートなのですが、乗り換えに失敗すると県境の山中に放置されます。まぁとりあえずまずは烏山へ、未乗区間なのですがこの後の行程が気になって集中できません・・・。
目的バス 那須烏山市営バス・茨城交通 烏山駅→塙→大宮駅
車両:日産キャラバン・三菱エアロノーステップミディ
烏山到着。ここからは路線バスを2本乗り継いで栃木県烏山駅から茨城県常陸大宮駅を目指します。まずは那須烏山市営バス高部線に乗車して県境を超えたところにある「塙」というバス停を目指します。
発車時間数分前に日産のボックスカーがやってきました。どうやら代車のようです。乗車しようとすると運転手さんに「どこまでですか?」と聞かれました。素直にバス停名を言えば良いのですが、まぁ所詮私はヲタク(多分側から見れば早口で)なので「茨城交通に乗り継ぎたいのですが、茨城交通さんの塙までお願いできますか?」と答えました。すると運転手怪訝な顔をして「今日ありましたっけ?」との弁。実はこれから乗り継ぐ予定の茨城交通、この路線の終点までは日に数往復やってきており認知されているのですが、県境に近い「塙」までは平日・土曜のみ2往復やってきます。今日は運転されてることを伝えて塙までお願いしました。那須烏山市営バスは下車する場所を自己申告で決められるのです。余談ですが、私の他に男性2人組が乗車していました。彼らも乗り継ぐようですが終点の高部車庫まで行くようです。定刻通りバスは発車、市街地を出るといきなり峠道になりここは県境なんだということを実感(内陸の県境は峠にあることが多いです)。18分ほど走行し塙に到着。茨城交通のバス停からは少し離れているため、走ります(交差点を曲がってすぐです)。交差点を曲がると茨城交通の路線バスが路肩に停車して既に待機していました。
間に合った、、、とホッとすると何故か先程まで乗ってきた市営バスがバス停に止まりました。?と思っていると先ほどの2人組が降りてきました。彼らも塙から乗ることにしたようです。というか多分市営バスの運転手さんは茨城交通のダイヤとかバス停の位置とか把握していなかったのでしょうね・・・。まぁとにかく無事に茨城交通に乗れるようで。これで常陸大宮駅まで200円(!?)で一直線です。塙まで来る茨城交通は平日と土曜日に2往復のみで、それ以外は高部車庫止まりなので運転手さんと彼らがよくわかっていなくても仕方ないのですけどね・・・。
注:茨城交通 大宮駅~高部車庫~塙線は2024年3月31日をもって廃止
高部車庫までの運転となりました。
更に約1時間ほど狭隘な道を走る路線バスに揺られて常陸大宮駅に到着しました。一応途中で玉川村駅近くも通るのですが、特に用が無ければ終点まで乗り通すことをお勧めします。水戸方面に限りますが、常陸大宮折り返し便があるので。という訳で無事危険な乗り継ぎが成功したので最後の大イベントに参加するべく勝田へと急ぎます。
移動列車 水郡線・常磐線 常陸大宮→水戸→勝田
車両:E130系・E531系 画像・説明省略
移動列車 ひたちなか海浜鉄道 普通 阿字ヶ浦 勝田→高田の鉄橋
車両:キハ11系
勝田到着、ひたちなか海浜鉄道に乗り換えます。予定より少し早く勝田駅に到着したのでキハ11系で高田の鉄橋まで向かいます。高田の鉄橋に到着、ここから最後のメイン列車キハ20系の最後の生き残りキハ205に乗車していきます。今日は那珂湊海上花火大会が開かれるとのことでその増結用としてキハ205が充当されています。キハ205は年に1回通常の運用に入るか入らないか程度の稼働率(これとは別に団体運用には不定期で入ります)なので行程を捻じ曲げてでも乗車したかった車両です。(運用が発表されたのは1週間ほど前でした)
目的列車 ひたちなか海浜鉄道 キハ205系 高田の鉄橋→勝田→阿字ヶ浦→勝田
車両:キハ205系
入線を撮影していざ乗車・・・あれ?ドアが半開き?手動ドア?そんなことを考えていると発車の笛が鳴りました。えぇいままよ。思い切りドアを引くと開きました。あれ?壊した?そんなことを考えているとおじさんが「大事にしなきゃだめだよ〜おじさんと同い年なんだから。でも壊してないから大丈夫だよ」と後ろを振り返るとドアが無事自動で閉まりました。どうやら単純に自動ドアの機能が壊れかけているようでした。おじさんに謝辞を伝えました。話を聞くとおじさんは湊線応援団のようで、この後の湊線のほぼ全ての行程でご一緒させていただき色々と湊線トリビアを教えて頂きました。ありがとうございました。というわけで本当は私1人でキハ20系を感じる予定が、その道のプロによる徹底解説で寧ろ勉強させていただきました。今度は湊線をゆっくり訪れたいものです。そんなこんなで高田の鉄橋→勝田→阿字ヶ浦→勝田と乗車してきました。いやぁ最近の旅でここまで満足度が高いのは久々です。同好の士との会話ほど楽しいものはありません。
移動列車 ひたち30号 勝田→品川
車両:E657系
特急ひたち30号は仙台始発品川行のロングラン運用。この車両もはるばる仙台から・・・と思いきや今日のみ台風の影響で「勝田始発のひたち号」という珍しい列車に。というか運休になって帰れなくなるという事態が防げて良かったです。さてお酒でも買って居酒屋ひたちをして帰りましょうか。それでは気持ちが良いうちに筆を下ろします。また次回お会いしましょう。
おしまい