2024~2025年JR東日本冬の臨時列車 注目列車まとめ
皆さまこんにちはサロベツ企画です。
2024年10月18日金曜日 冬の臨時列車が発表されました。
今回も普段のYoutubeでの投稿に加えてnoteにも投稿しています!
さて、そんなことはさておき発表されたプレスリリーズの中身を見ていきましょう。
この記事ではJR東日本が発表した冬の臨時列車と一部団体臨時列車について紹介・解説します。あくまでも注目したい臨時列車を取り上げるのみで
全ての列車を紹介しませんのでご了承ください。
参考リンク:https://www.jreast.co.jp/press/2024/winterextratrain/index.html/
① 185系・255系 冬臨 登板ならず(このまま廃車か?)
185系・255系ともに冬の臨時列車への登板はありませんでした。
房総特急の年末年始の増発便はE257系・E259 系のみで回すようです。旅客需要が旺盛な年末年始の臨時運用に登板しないということから、255系は今後も多客臨時運用に就くことなく全編成廃車を迎えそうです。引退記念ツアーやJR主催の各種イベントへの登板も現状ありませんがこのままサイレント引退・・・でしょうか。
185系は検査切れが近いためか、ストライプの「B6編成」は廃車回送が近いと噂されています。またリレー色の「C1編成」も最近団体運用にちらほら就いていますが、こちらも先行きが長くないことが噂されています。
JR主催の団体列車が高額で販売・催行されているのを見る限り、よほどのことが無い限り多客臨に入ることはなさそうです。
私個人としては、上記2形式は今後多客臨に入ることなく廃車を迎えるのではないかと推察しています。
②首都圏の臨時特急列車はE257系orE653系がメイン
首都圏地区の臨時特急列車は定期列車の増発臨時列車を除き、E257系orE653系の充当となりました。今後は車両が希少なため特急券がとりにくい・・というシチュエーションが首都圏では減りそうです。
鉄道オタクとしては首都圏の臨時列車の魅力が減退したと表現しても差し支えのない状況です。
また2車種で臨時運用まで回すためか、昨年に比べて輸送力が減るためか詳細は不明ですが、臨時列車の設定が削減されている印象です。
昨年冬季と比較して以下の臨時特急列車が削減(削除)されています。
首都圏地区で設定が廃止になった臨時特急列車
開運初詣 新宿ー鹿島神宮
開運高尾山初詣ぐんま 高崎ー高尾
犬吠初日の出5 新宿→銚子
マリンきぬがわ 海浜幕張ー鬼怒川温泉
ゆけむり草津・四万 八王子ー長野原草津口
氏家雛めぐり 海浜幕張ー氏家
冬満喫ひたち巡り旅 大宮ー日立
ひたち92 仙台→偕楽園
「185」 川崎・横浜ー伊東
かいじ95 東京→甲府
一方で完全な新規設定の臨時特急列車は首都圏地区では設定されませんでした。
③高崎地区の客車列車の設定が0本!?
タイトル通りの事態が発生しています。
昨年冬は高崎ー横川は勿論高崎ー渋川なども設定されていましたが
今年度はゼロ
秋でEL・DLが全廃されるためだとは思いますが
客車の貸し出しも行われていないところを見ると
高崎支社の12系・旧客の乗車難易度が一気に跳ね上がったとみても
差し支えない状況なのかなと感じました。
④東北地方は「ひなび」が群雄割拠
東北地方では「ひなび」を使用した臨時快速列車が多く設定されました
新規設定を含めて7列車が運転されます
新規設定列車
ひなび気仙沼 一ノ関ー気仙沼
ひなび奥羽 秋田ー大館
ひなびなまはげ 秋田ー男鹿
このうちひなび奥羽は昨年まで「大館アメッコ市」としてキハ48系くまげらで運転されていました。つまるところキハ48系くまげらの運用が持っていかれました・・・
⑤キハ40系列 風っこまつり! Shu*Kuraは冬眠 くまげらは リゾートしらかみ のみ?
キハ40系列は風っこの運用が多く設定され、Shu*Kuraは12月上旬に少々運転し冬眠
くまげらに至っては他の車両に臨時運用を奪われたためリゾートしらかみ以外での運用はありません
風っこの運用
水郡線90周年茨城 水戸ー常陸大子
風っこストーブ湯けむり 仙台ー鳴子温泉
風っこストーブ平泉 仙台ー平泉
風っこストーブ喜多方 郡山ー喜多方
風っこストーブ女川 仙台ー女川
風っこストーブ錦秋湖 一ノ関→ほっとゆだ→盛岡
風っこストーブ遠野 盛岡ー遠野
ストーブ五所川原 秋田ー(奥羽本線周り)ー五所川原
ストーブ八峰 秋田ーあきた白神
ストーブ花火のまち 秋田ー大曲
ストーブ横手やきそば 秋田ー横手
ストーブ藤里・北秋 秋田ー鷹ノ巣
ストーブなまはげ 秋田ー男鹿
Shu*Kuraの運用
越乃Shu*Kura 上越妙高ー十日町
XマスShu*Kura 新津ー野沢
Shu*Kuraに関しては例年通りといった感想ですが、現時点で12月6~8日にかけて高崎地区で団体列車としての運転が計画されています。団体列車として他地区への貸し出しがされると面白いですね。
一方風っこは東北本部・秋田支社・盛岡支社管内あちこちで運用が設定されました。この中で特に注目したいのが「風っこストーブ平泉」「風っこ錦秋湖」東北本線の小牛田~北上間を旅客扱いで走行するのはかなり久しぶりの事だと思われます。
ただ数多く運用が設定される反面、引退が近いのでは・・・と疑ってしまう自分がいます。
⑥E653系年末年始は里帰り(E653系ときわ号)
ときわ45号 上野→勝田 12月29~31
ときわ44号 勝田→上野 1月2~4
年末年始の常磐特急の増発にE653系が充当されることとなりました!
2024年1月末のときわ号以来の設定で、上り便での設定は今回初です。
それにしても今年になって充当とはE657系が足りなくなったのですかね?
⑦その他所感
個人的に気になった点として、東北地方で以下の列車の設定が消滅しました
光のページェント 仙台ー盛岡
2021年に全席自由席の「クリスマスおでかけ」として始まったクリスマスの仙台盛岡間の快速列車ですが、今年の設定はありませんでした。もう金輪際設定は無いのでしょうか・・・
また以下の列車が使用車両を普通列車車両に格下げ、全席自由席になりました。(指定席券が発券されなくなり、券面に列車名が表示されなくなってしまいました・・・)
弘前城雪灯籠まつり 秋田ー弘前
SNOWYOKOTE 秋田ー横手
SNOWYOKOTEにいたっては2024年初設定だったため指定席券はたったの1度限りのものとなりました(現状では)
全体の感想として、首都圏では臨時列車の統廃合が進み、東北ではひなびが出張運転を繰り返し、SATONOは特定の線区で運行という構造が見えてきました。今後当面はE257系・E653系・ひなび・SATONOが臨時列車のメインを飾るのでしょう。
また、秋までは特急アルプスの設定もあり夜行列車の復活の兆しが見えていましたが冬に入ってぱたりとその足が途絶えました。客車列車もSLばんえつ物語を除き設定なしという異例の事態。EL・DLを全廃したいJR東日本としては今後、SLのみの運転・冬季は客車列車の設定なしという方向になるのでしょうか。
今回は少々臨時列車の先行きが不安になる発表でした。
以上、【2024~2025年JR東日本冬の臨時列車 注目列車まとめ】でした!
団体列車を除き、指定席券・特急券は全国のみどりの窓口や一部の簡易委託駅で購入可能です。10時打ち必至の列車もあるので気になる方は10時打ちの予定を組んでみてはいかがでしょうか?
今後もこのような形で解説記事を投稿予定です。
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