【動画解説】【鉄道移動奇行②】秋田内陸縦貫鉄道・キハ48系くまげら
移動列車 こまち43号 東京→盛岡
車両:E6系
こんばんわ田谷侑です。会社という名の監獄を定時で逃げ出し、東京駅にやって来ました。予定よりも早く東京駅に到着したため、急ぎ指定席券売機で変更をして1本早い便に変更して今宵の宿が準備されている盛岡へと向かいます。
盛岡駅には22時30分ごろに到着。車内で夕食は食べたので後は寝るだけです。こまち号車内では車内販売が営業していましたが、こんな夜中でもやっているんですね・・・。お酒を買わせていただきました。
移動列車 普通 大曲行 盛岡→角館
睡眠時間4時間をかまして5時18分発田沢湖線普通列車大曲行に乗車田沢湖線は秋田~大曲を結ぶ路線で、全線標準軌(新幹線と同じ軌間)という珍しい路線。東北新幹線から新幹線車両が直通してくるため1996~1997年に標準軌へと改軌されました。在来線ですが、現在は新幹線から直通してくるこまち号がほとんどで、普通列車特に全区間通しで運転する列車は1日に数えられる補でしか設定されていません。今回乗車する便もその一つで、盛岡駅基準で見るとこの列車を逃すと午後まで大曲行の普通列車はありません。今回は青春18きっぷ使用というのもありましたが、朝一で阿仁合駅に行くためには、(東横イン宿泊を絶対条件とすると)この方法しかなかった為乗車しました。BOXシートに着席して眠い眼をこすりながら県境を越えます。
移動列車 快速 鷹巣行 角館→阿仁合
角館駅で秋田内陸縦貫鉄道に乗り換え。方向幕でも車内の放送でも「快速」の二文字は出てきませんが、時刻表上ではれっきとした快速列車です。旅客案内上どうなのかと思いますが、まぁ早朝の時間帯なのでの人も限られますよね・・・。乗客は、阿仁合駅に勤務していると思われる方々と地元の人間。旅人は私以外いませんでいた。雨が降る中、山を貫き阿仁合へ向かいます。
目的列車 急行 もりよし 阿仁合→角館(AN2001)
阿仁合駅できっぷ収集をしながら1時間ほど待機。駅構内の売店が営業しており、おいしいチョコレートケーキを手に入れることもでき個人的にご満悦。天気はあいも変わらず雨天。しかし予定通り今回いびつな行程を仕立ててでも乗りたかった車両が眼前に停車しています。秋田内陸縦貫鉄道AN2001(秋田縄文号)片運転台・流線型・気動車・転換クロスシートという私の大好きな要素を盛り込んだ性癖の集合体ともいえる車両です。以前はAN8900という似たような車両が固定運用で急行もりよし号に入っていましたが、2012年3月をもって運用を離脱。その後、流線型の車両は2021年までに廃車。他社(南阿蘇鉄道)にも数両似たような車両がありましたがそちらも廃車。いまは私が知る限りこの顔の車両はこの一両だけです。
全席転換クロスシート・先頭部にはフリースペース付。
急行型車両と呼ぶにふさわしい内装になっています。
片運転台の構造ということもあり、2両以上での運転が必須です。
ということは車掌が乗務する可能性が上がります。
秋田内陸鉄道で車掌が乗務する条件の一つに「2両以上」が含まれるかは不明ですが、乗車日は車掌が乗務していました。
車掌から車内補充券を「急行券」として購入させていただきました。
雨の降り方は一層ひどくなりましたが、定刻通り角館駅に到着。
もう少し乗車したいところですが、次なる目的列車の為に移動をします。
移動列車 角館→盛岡→新青森
面白みのない車両(個人的な感想です)を乗り継いで新青森まで向かいます。道中、時間があるので食べ物を身体に詰め込みます。昨日の夜以来の摂食行為を行います。
目的列車 新青森→青森→秋田 キハ48系 リゾートしらかみ号
青森駅に到着すると天気は打って変わって晴天。今度は大きな窓から気持ちの良い眺めが期待できそうです。今回の第2目的列車はキハ48系を使用したリゾートしらかみ号。どこが珍しいのかというと「キハ48系が青森駅まで入線する」という点です。リゾートしらかみには3種類の車両が用意されています(青池・ブナ・くまげら)。うち2種類はハイブリッド車両。きちんとした正統派の気動車は「くまげら」のみとなっています。これらの車両は公式サイトに運用が掲載されており、運用を把握することができます。が、キハ48系が青森まで入線することはめったにないのです。下手したら弘前止まりの運用に入らず、ハイブリッド車両2種類のみで運用を回している日もあります。今日はたまたまキハ48系が青森にやってくるということでこんな行程を組みました。ちなみに先述したAN2001もこの日のみ運用に就くということでこんな変な行程になりました。
車両はコンパートメント1両・座席車両3両の構成で、売店はありません。現在は全区間通しての車内販売もなく車内での飲食物の確保は難しいです。
ただし、号数や日にちによると思いますが地元の観光協会が乗車し車内販売することもあります。乗車当日も五所川原近辺でリンゴのどら焼きの販売がありました。ただし、簡単なお土産程度なのでお弁当・お土産は乗車前に購入するのがベストです。
移動列車 秋田→東能代→能代 普通列車
キハ48系に5時間近く揺られて、秋田駅に到着。行程はこれでおしまいではありません。最後の目的列車に乗車するべく一旦ホテルに荷物を置き、来た道を少しだけ戻ります。
目的列車 能代→秋田 能代花火号
五能線能代駅まで戻って来ました。今回の移動を催行するに至った列車「能代花火」に乗車していきます。単純に花火大会からの観客の帰りのあしとして設定された列車ですが、2024年はキハ48系くまげらが充当されることとなりました。列車は一部指定席の普通列車として運転され、コンパートメント車両のみが自由席として設定され、座席車両は全て指定席として販売されましたました。
「能代花火号」は以前から設定されていましたが、キハ40系やGV車両が充当される名ばかりの愛称付き全車自由席臨時普通列車でした。しかし、2024年は何を思ったのかキハ48系くまげらを充当して一部指定席として運転されました。一部が自由席となったのは、この列車が終電の後に設定されたためだと思います。終電なのに全席指定席で乗れない・・・というトラブルを回避する為自由席を1両だけ設定したのでしょう。
私としては、「能代花火」という列車名が入った指定席券・キハ48系に乗車できるという2点のみで大満足でした。
列車は秋田までの各駅に停車し、秋田駅には日付が変わる前に到着。明日は帰るだけですが、朝が早いので今日も4時間睡眠をかまします。
移動 秋田駅西口→秋田空港→東京国際空港
またまた4時間睡眠をかましリムジンバスで空港経由飛行機で帰ります。
本当は、秋田港からフェリーで新潟港へ抜けて帰る予定でしたが、疲れたのでこちらに変更しました。
と、いう訳であとは帰るだけなので今回の移動記(note)はこれで渡島氏にします。また次回お会いしましょう。
おしまい
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