敢えて文章にすることで最悪な感情に対処する
強迫性障害になってから、私の頭の中の悩みのサイズは、それまでの何ともなかった時と比べて何倍にも大きくなった。
”普通に”生活するために、日常生活で考えなければいけないことや、耐えなければいけないこと、乗り越えなければいけないことがすごく増えた。
”それまでの”生活でも、悩むことや落ち込むことはあったけれど、その苦悩と向き合わなくても、”普通に”生活することはできていた。
日常生活のために、対処しなければいけないこと(汚れてしまった感覚がどうしても拭えない場所があるとき、どうしたらそれまでと変わらない生活を送れるのかを考える、とか)や、不安(汚れるかもしれない、という不安や、この先の人生がどうなってしまうのか、という不安)が私の頭の中で渦巻くとき、頭の中では、同時に過去の嫌な記憶や、怒りの感情がむくむくと湧き上がって、私の全部の感情を絡め取る。そんな私の周囲には、目には見えないけれどきっと、黒い煙が漂っている。そんな状況がある。
そんなときは、そのムカつく感情を文章にしてnoteに公開する。
そうすることで、最悪な感情をコントロールできている感覚が生まれて、少し落ち着く。
ひとまとまりの文章になった私の嫌な感情は、アーカイブされたようにも感じる。
しばらくして重くて暗い感情が出てきたら、また新しい文章を書く。
最近は少なくなってしまっているけれど、充実した、良い気分のときもある。
そんなときは、その嬉しくてかけがえのない感情をまたいつか振り返れるように、文章にして、大事にとって置く。
良い気分に浸っている時間も、最悪な感情と苦闘している時間も、私の人生。
両方大事にする。