これが精神障害から回復していくときのジレンマ
調子が良くなるにつれて色んなことに気が散って一つのことに集中できないもどかしさを感じる。
強迫性障害になる以前はそんな自分の傾向に気付いてすらいなかったけれど。
未だに自分にちょうどいいペースが分からずにいる。
良くなり始めてもう一つ感じていることがある。
あれだけ元の状態に戻りたい、以前のように元気になりたい、と切望していたにもかかわらず、いざ回復を実感し始めて、再び元の生活が見え始めると、精神的に大丈夫じゃないときには考えることが免除されていた気がする色々なことに、また向き合わなければいけなくなっていると感じる。
気付けば「また頑張らなくちゃいけないな」と考えている。
精神疾患を抱えている人にありがちな思考パターン。
酷い目に遭ってみて、頑張らなくちゃいけないという思考の癖が、精神障害を引き起こした要因の一つなんじゃないかと思い至ったとしても、思考の癖が自然と変わるわけではない。
もっと大丈夫になったら、今の会社で今とは違う分野の仕事をしてみたいし、海外赴任もしたい。プライベートでやってみたいことも沢山ある。
やりたいことをあれもこれも思い浮かべていると、「本当に大丈夫なの?」という声が同時に頭の中で響く。