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ずっと走っていたかったのに強迫性障害になって外に出られなくなった

ランの記録用に勢い勇んでnoteを始めたのが2020年2月の終わり。
今は2023年2月も下旬に入ろうとしている。

強迫性障害と診断されたのが2020年9月。

ちょうど1本目のnote記事を書き終えたあたりから、20数年かけて作り上げた私の世界は、壊れていった。浜辺に作った砂の山が波にさらわれて徐々に崩れていくように、強迫性障害の症状は、私が人生で築いたものを削り取っていった。私の大事なものを奪っていく波に、抵抗する術はなかった。

走ることが趣味の私にとって、外に出られないことは致命的だ。でもだんだんと、走れない苦痛より外に出ることの負担が大きくなり、走ることはきっぱりやめた。

発症から丸2年が経った。
症状は少しずつに改善しているが、寛解はしていない。相変わらず、今の私は本当の私じゃないと思いながら、毎日を生きている。

不安障害を抱えたことで、失ったものもあれば、得たものもある。
年齢は30代に突入した。
それでもやっぱり私は、今のありのままの私を受け入れられない。




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