ありがとう、Amplitude
コスメブランドAmplitudeが本日、終了となりました。
悲しいし寂しいけど、心から「ありがとう」と伝えたいです。
Amplitudeは私にとって特別なブランドです。
「このコスメブランドが好き!」と初めて思えたブランドだし、BAさんもみなさん優しくて、「デパコス怖い」と思っていた私の恐怖心を和らげてくれました。
(Amplitudeで初めてコスメを買った日のこと)
なんでこんなにAmplitudeが好きかというと、理由は2つあります。
1つは、一重の私にカラーメイクの楽しさを教えてくれたこと。
もう1つは、Amplitudeのコンセプト。
まず、カラーメイクの楽しさについて。
私はまぶたが厚い一重で、おすすめされるアイシャドウと言ったらマットなブラウン一択でした。
ピンクや赤、オレンジなどの暖色系はまぶたをさらに厚ぼったくさせるから使わない方がいい、色を使いたいなら下まぶたにラインを引くように使いましょう。
納得はできるんですよ。暖色系を使わない方がいいことは。使ったら泣いたか殴られたかのようになる可能性があるってことは重々承知しています。
でも、きれいな色を見ていると私も使いたいと思ってしまいます。かと言って、ライン状に引く程度のために何千円も出すのは程度がある…
Amplitudeはそんな私がカラーアイシャドウを使うことを叶えてくれました。
インスタで見てかわいいなと思ってカウンターに見に行った「コンスピキュアス ダブルアイズ 12 ヴァーミリオンオレンジ」。
写真ではブラウンっぽくも見えますが、実際にまぶたにつけると朱赤のような色です。
BAさんに「一重だから腫れぼったくならないか心配」と伝えると、「全然大丈夫ですよ」と言ってくれました。
半信半疑でタッチアップをしてもらうと、本当に腫れぼったくならない!
透け感があってどんなに重ねても濃くならないため、腫れぼったくならないんだとBAさんは教えてくれました。
感動して、購入を即決しました。
他のブランドで「薄く塗れば大丈夫ですよ」と言われてカラーシャドウを買ったこともあるのですが、不器用な私にはそのさじ加減が難しく、仕上がりが日によって違うことが多々ありました。
失敗すると、出かけるのが嫌になるくらいテンションが下がりませんか?
私は嫌になって、結局使わなくなる…
しかし、Amplitudeは失敗することもなく、まぶたが腫れぼったくなることもなく使えるので、メイクをするのが楽しくなりました。
それ以来、Amplitudeでカラーアイシャドウを買うようになりました。(良いお値段なのでたくさん買えたわけではありませんが…)
どれも色を主張するというよりは、ほんのりと色を感じさせるような透け感たっぷりで、一重だからとか気にせずに使うことができます。
Amplitudeは、私にカラーメイクを諦めないでいいと教えてくれた。カラーメイクの楽しさを教えてくれた。
Amplitudeに出会えていなかったら、メイクを好きになっていなかったかもしれません。
本当に感謝しています。
そして、好きな理由2つ目のコンセプトについて。
私は「かっこいい大人美」という言葉に惹かれました。
一度だけAmplitudeのメイクアップアーティストさんからメイクレッスンを受けたことがあって、そこで教えてもらったことがあります。
外見の造形美ではなく、内側の美しさをメイクで表現しているのがAmplitudeだ、と。
私はこの言葉がすごく印象に残っています。
メイクって、外側を飾るものだと思っていたんです。いかに自分の外見を美しく見せたり、コンプレックスを減らすか。
もちろんそれも必要だけど、それを超えたものがメイクにはあるんだと思わせてくれました。
私はどんなに上手にメイクしても一般的な美人になれないことは自分でよくわかっています。でも、内面の美しさを磨いたり高めたりすることはできます。
Amplitudeのコスメでメイクした時は、「かっこいい自分でいよう」と思えるんです。
いつもよりちょっと丁寧にコスメや道具を扱ったり、いつもならイライラしてしまう些細なこと(歩きスマホしてる人がぶつかってきたとか)に大きく構えられたり。
無理矢理かっこよく見せようと背伸びするのではなく、「だって私は今、Amplitudeでメイクしてるんだもん」と思うと、自然といつもと少し違う自分になれます。
年齢だけはだいぶ大人なのに、まだ「かっこいい大人美」には遠い。でも、Amplitudeが似合う人に必ずなりたいです。
Amplitudeは私にとって、永遠に憧れで大好きで目指す女性像を示してくれる存在です。
いまだに「終わらないで!」と叫びたいくらいです。
こんなに大好きになれるコスメブランドに出会えて本当によかった。
ありがとう、Amplitude。
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