【読書】いま君に伝えたいお金の話
村上ファンドの村上世彰さんの本。
小学校高学年〜中学生を対象としたお金の授業。
通産省で16年勤めた後、独立。
きっかけは、コーポレートガバナンス普及に関与したこと。
バブル崩壊後不況が続き、守りに入っている日本社会を変えたい。
お金がまわるようにし、日本経済を復活させたい。
というミッション(天命)を抱き、村上ファンドを設立。
【要約】
・お金とはなにか
→道具
・お金と世の中の関係
→値段は需要と供給できまる
・君がお金を手にする方法
→好きで、人のためになることを仕事にする
・働きかたが大きく変わる
→会社員、起業…自分の人生を守るのは自分
・稼いだお金を貯めて、増やす
→2割を貯金する。リスクとリターンの考えかたがあることを知る
・お金と向き合う
→ローンに要注意
・とっておきのお金の使い方
→寄付。誰かの役に立つ、と思えることがリターン。
自分の心が豊かになるお金のつかいかたをしよう。
【心に響いたこと】
学校の勉強はなぜらなくちゃいけないのか?
↓
どんな方向に進むにせよ、土台になるから。
人生の途中で方針転換したくなるかもしれない。
他に好きなことが見つかるかもしれない。
学校の勉強ら、あらゆる世界への入り口。
これだけ幅広く学べる機会があるのは子供のときだけ。
生きるヒントや学びがある
世の中のさまざまなことにまずは関心を寄せてみる。
いろんな世界をのぞいて、何が楽しいと思うか、
何に興味を感じるか、自分で試す。
それを繰り返すうちに、徐々に自分の好きなこと、得意なことがみえてくるはず。
【ポーカーの勝ちかた】
勝つために一番重要なのは、自分よりも弱い相手をみつけること。
弱い相手とは、降りる時に降りられない、降りなくていい時に降りる人。
弱い相手がいないとき→降りて、弱い人が現れるまで待つ。
強い相手、勝てる期待値が1以下→勝負しない
【寄付について】
国が全ての問題を解決することはできない。
誰かの役にたてた、と思える気持ちがリターン。