別居236日目。14回目の結婚記念日に思うこと
ここのところ、まぁまぁ忙しく出来ている。
忙しいと言っても「仕事」で。
もはや、夫に別居され、離婚宣告をされている私なんかを欲して、忙しいと感じるほどにこき使ってくれるのは「仕事」くらいである。
しかし、忙しいとは言いつつも、夫と暮らしていた頃に比べるとそこまでしんどくはない。
きちんと自分の時間は確保出来ているし、私のアイデンティティーを否定されることもないし、うまく表現できないが、居心地の良い忙しさではある。
私は薬剤師をしている。
年末ってなぜにこうも忙しくなるのか。
どうして年末って、
毎年毎年同じように訪れるのに、なぜに皆んなソワソワ感を出し始めるのか?
年末年始だからって、1日24時間、1週間や1ヶ月の単位も長さも変わらないはずである。
なのに、患者さんたちはソワソワ。
そして、医療機関のお正月休みを考慮し、早めにお薬を多めにもらいにくる。
当然待ち時間は長くなるし、イライラも募る。
病院で待たされ、薬局でも待たされ、イライラの限界が来るのは調剤薬局。
怒りを発散するのは薬局・薬剤師・・・
はぁ。
日本全国、こういう現象がどこの薬局でも起こっていることだろう。
(患者さんたちも、毎年のことなんだから、もっと余裕を持って行動すれば良いのに。⇦他人のことは簡単にあれこれ言える)
今日、ある点眼薬を調製した。調製日を点眼薬の保存袋に記入する必要のある薬で、ふと、日付を確認した時に、「あ」っと思った。
今日は結婚記念日だ。
正しくいうなら、入籍記念日、そして、娘と夫の養子縁組記念日。
入籍だけでなく、養子縁組までして、夫婦そして家族になった私たち。
あの頃はまさか、今の状況を迎えるなんて微塵も思わなかったであろう。
人生って本当にわからないものである。
私は、結構、妄想癖がある。(一部の方はおわかりだろうが)
そして、案外、「パラレルワールド」なるものを信じていたりする。今、存在を感じている自分自身が誰かのパラレルワールドだったりして、みたいな妄想もしたりする。(完全なる現実逃避)
どこかのパラレルワールドの私たち家族は、幸せなままなんだろうか?
子どもだって何人か居たりしてね。
家族で普通にお出かけしたり、夫婦でちっちゃな言い争いとか口喧嘩とかしてたりね。
今日で別居から236日目。
こちらのパラレルワールドでは絶賛別居継続中である。
家族揃ってのお出かけなんてマボロシ。
犬も食わないと言われる夫婦喧嘩すらできない始末。
どこで選択を間違ったかな〜
いや、これは間違いなのか?間違いとも言えないではないか?
現に、娘と2人、楽しく愉快な生活を送れている。
これはこれで、ありだよね。
私は「結婚生活」というものに憧れがあったのかな〜。
自分1人で生きていける経済力はあるし、1人で楽しめる趣味だってある。
でも、なんだろう…
伴侶と呼べる相手と
肩を並べて綺麗な景色を見たり、
温もりを感じられる距離に座ったり、
他愛のない話で笑いあったり、
なぜ私の気持ちをわかってくれないのかと苦悩したり、
呼吸を感じながら眠りにつきたい。
こういう、普通のこと、恋人や夫婦だったら当たり前のことをしたかっただけなのにな〜
当たり前だけど当たり前じゃなくなった。
だから「有り難い」ってことなんだよね。
身に染みる。(仏教的ですな)
余談1:最近、患者さんとしてやってくる昭和48年〜49年生まれの殿方にキュンキュンします。アラフィフって素敵なんだなって再認識(いや、患者さんだよ)。
余談2:結婚記念日だからって、これまでも特に何もなかったので大した感傷には浸らない。ただ、私の両親は毎回2人でお祝いしている。年(結婚年数)の数のバラの花束というのを本当に贈る男性がいるんだってことを父を見て知る。そして、それは年を重ねるごとに、めちゃくちゃ大きくなり、重たくなり、もらった後の処理に困るらしく、内心「やめてくれ」と思っている母の心境を誰も父には言えぬまま・・・今年も43本来たそうな。ちゃんちゃん。
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