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地域密着型金融を通じた地方創生・ SDGsへの 取組みについて
事例109:事業承継支援を通じた地域活性化
佐賀共栄銀行(佐賀県)
①背景・経緯等
後継者不在で悩まれている健康茶葉製造業(福岡市)より当行に対して、販売先の健康茶葉ネット販売業(佐賀市)へ第三者承継(M&A)をしたい旨の相談があった。
②取組の内容
佐賀県事業引継ぎ支援センター、当行提携先の公認会計士事務所と連携して、株式譲渡スキームの立案、実行支援を行った。
M&Aに伴う株式取得資金について、佐賀県信用保証協会制度「経営承継準備関連保証制度(佐賀県の認定が必要。本件が佐賀県第一号の適用。)」を活用した当行融資と日本政策金融公庫佐賀支店(中小企業事業)の事業承継融資制度との協調融資で対応した。
③成果(効果等)
■ 譲渡者:約45年に亘って営んできた事業を、廃業させずに円滑に事業承継
できた。
約20名の従業員の雇用が守られた。
■ 譲受者:健康茶の製造から販売まで一貫して取扱うことができ、付加価値
向上、収益機会の拡大が見込めることとなった。
■ 当 行:第三者承継(M&A)による事業承継について、ノウハウ蓄積の一
助となった。自治体、政府系金融機関等との連携強化に繋がった
ほか、オール佐賀で取り組んだことで地元新聞社にも取り上げら
れ、当行の事業承継支援のPRに繋がった。
今回のnoteで、2019年度事例集すべての(109)事例の紹介を終わります。
会員行においては、引き続き、地域密着型金融を通じて、地方創生・ SDGsに積極的に取り組んでまいります。