【オンライン研修のつくりかた】②動画配信
こちらの記事でオンライン研修の組み立て方を書きました。
組み立てる3本柱が下の3つです。
①事前動画配信
②オンラインセッション(グループワーク中心)
③研修期間中のフォローアップ
このうち、事前動画配信のプラットフォーム選びと動画の配信方法について説明します。
動画配信プラットフォーム
オンラインセッションの時間を最大限有効に使うために、講義(講師が一方的に話すもの)はすべて動画撮影し、事前に配信することにしました。
配信するにあたって考慮したポイントは、3つです。
・動画は知的財産として大切に管理する(勝手に拡散されないようにしたい)
・受講者の端末(スマホ、タブレット、PC)に負荷をなるべくかけることなくシンプルに視聴してもらう
・世界各国から視聴できるようにする
その結果、vimeoを使うことにしました。理由は下記のとおりです。
・動画にパスワードがかけられる(Youtubeは限定公開にできても、パスワードはかけられないため、リンクが拡散されてしまえばコントロールできない)
・より多くの人に見てもらうのではなく、限られたプログラム受講者にしっかり見てもらえる
・動画リンクをクリックしてパスワードを入れるだけで簡単に視聴できる
vimeoは無料プランもありますが、研修で複数の動画を配信するためには有料プランへのアップグレードが必要になります。
1週間にアップロードできる容量もプランによって違うので、使用目的に合ったプランを選んでくださいね。
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動画の配信方法
動画を撮影・編集し、動画配信プラットフォームを選んだら、いよいよ動画の配信です。
右上の「新しい動画」をクリックし、アップロードを選択します。
動画を選択してアップロードします。
アップロード中。
アップロードが終わったら、詳細設定でパスワードをかけたり、動画の埋め込み、コメントを設定します。サムネールも設定できます。
保存を押せば、完了です。
動画一覧からリンクをコピーして、受講者にパスワードとともに送ります。
オンラインセッションのちょうど1週間前くらいに配信をするのが良いです。
vimeoにアクセスできない国
vimeoは中国とインドネシアからアクセスできないことが、配信後判明してアタフタ。。
急遽、中国は优酷(Youku)という中国版Youtubeのようなサービスから配信することにしました。
Youkuはパスワードをかけた限定配信ができます。
ただし、日本から登録する場合、中国語でVPNを使ってアップロードする必要があります。
ちょっと難易度高いですが、Youkuへのアップロードを代行してくれるサイトもあるようですので、ご興味があれば調べてみてください。
インドネシアはYoutubeにはアクセスできるとのことで、Youtubeの限定公開で特定の参加者にのみリンクを送りました。
こちらはパスワード設定機能がないので、リンクを外部に漏らさないことを個別にお願いする必要があります。
いざやってみないと分からないことって多いですよね。
今回は中国とインドネシアのみでしたが、また新たにアクセス出来ない国が出てきたら更新していきます。
まとめ
いろいろ複雑なこともありますが、オンラインセッションの時間を最大限有意義に使うために、事前動画配信は有効なソリューションです。