一品更屋 現代茶の湯と野点
茶の湯の本来の姿とは?茶の湯を形作る思想とその文脈を、茶人が残した文章の原文・現代文・解説で整理します。時々ヒップホップ調の超訳「茶家RAP」も書きます。不定期更新。
毎週土曜、日曜、休日に外に出かけ、気に入った場所があれば野点をしています。更新は日曜夜か月曜ですが、時々サボるので、ほぼ週刊です(笑)。 日常をいったんリセットし、気持ちを入れ替えるのには、独服野点が効きますよ!皆さんもお試しください。 現在、お湯がなくてもお茶を点てられる方法を実地検証中。お湯の代わりに色々な飲み物でお茶を点てています。
野点の進化版「野点2.0」の魅力を伝えるノートです。
「茶の湯のハードコア」マガジンの現代語訳「茶家ラップ」のサウンドアルバムを作成します。各曲随時バージョンアップ。
身心一如身心一如(しんじんいちにょ)とは、肉体と精神は一つであり、一つの物の両側面であるという事を現す禅語です。 臨済宗の開祖であり、日本に初めて抹茶法を伝えた栄西禅師は、『興禅護国論』 の中で、坐禅・瞑想により、何も考えない状態に至ることで自然に身体と心が一つになるということ言っており、身体と心を一つにすることが悟りへの道であると説いています。 また、栄西禅師の弟弟子であり、曹洞宗の開祖である道元禅師は、悟りとは心が無に至った中で、はじめて身体で得る物であり、心よりも身
一、身心一如、体と心を一つに捉える 一、自転車、徒歩、自らの足で良き場所に至る 一、自然を眼前に置く 一、独服にて自分と向き合う 一、食事、菓子は自ら作る 一、酒は深く酔わぬ程度 一、花は野にあるままに 一、機能性の高い道具を積極的に活用する 一、無いものは作る 一、テントの中での茶湯は雪の降る日のみ #茶道 #茶の湯 #野点 #野点2_0
茶の湯の黎明期から楽しまれている野点(のだて)。野点は屋外で自然を楽しみながらお抹茶を頂くことの総称ですが、茶室での茶会と違って、明確な決まり事が無いという特徴があります。 現在、野点というと、朱の傘の下で緋毛氈を敷き、風炉を使って行う上品なものを思い浮かべるかと思いますが、野点が誕生した当初は、石を組んで炉を作り、木の枝から釜を吊るして湯を沸かすという、かなりワイルドなものだったそうです。 一品更屋は、野点が誕生した頃の自由な思想に立ち戻った上で、技術の進化から生まれた現代