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中高一貫女子校育ちの女子校レポ

【女子校】というとどんな様を思い浮かべるだろうか。
世間一般には女子校のイメージが流布している。
良いものもあれば悪いものもある。

今回は中学高校6年間女子校に通った私が
【女子校レポ】を書いていこうと思う。

お楽しみいただければ幸いである。


世間一般の女子校へのイメージまとめ

マンガ、アニメ、SNS…
女子校へのステレオタイプはそこらじゅうに蔓延っている。

軽くネットを叩くと以下のような情報が出てきた。

・生理用ナプキンを投げる
・下ネタ大好き
・おじいちゃん先生がモテる
・いじめが多い
・女子力高そう
・お嬢様多そう
・運動部のボーイッシュな子がモテる
・女子同士の恋愛がある
・男性への免疫がない

などである。
今回は私の経験からそれぞれどうだったかレポートしていこうと思う。

他の女子校や共学出身の方のお話も聞けたらとてもとても嬉しい。

なお、1番大切なことを次の章に書くので目を通していただきたい。

女子校を理解するために

この記事を読んでいる方に、もし自分の子供を女子校に通わせるか躊躇ってる方がいたら一つお伝えしたい。

同じ女子校でも共学と同じで学校によって全く違う。

よく「女子校育ちでー」「女子校出身者はー」とあるが、惑わされすぎてはいけない。

私の通っていた女子校は、都内の某進学校だが、宗教、勉強熱心な子の比率、校風、立地などで学校の特徴なんてコロコロ変わる。

実際に学校に足を運んでみて、授業の様子や生徒の雰囲気を感じ取るのが何よりも学校の理解に役立つ。

以上を踏まえた上で私の記事を読んでくださると嬉しい。

少し堅苦しくなってしまったが、大切なことなので本題に入る前に触れさせていただいた。

女子校あるあるに対する分析

生理用ナプキンを投げる

これはなかった。

生理に関してあけっぴろげにしているイメージが私にもあったが、実際入ってみると、みんなポーチを持ってトイレに行き、剥き出しのナプキンを持っている猛者はいなかった。

ただ、生理の辛さを理解したり、フォローしてくれる環境ではあった。

座っている時にスカートが血まみれになった時は友達が隠してくれたし、体育も女子の先生が多かったので生理で休みますと言いやすかった。

下ネタ大好き

これはある。
でも共学の女子も下ネタが好きではないだろうか…?
読んでくださってる方の中で共学出身の方がいたらぜひ語り合いたい。

ただ、私の通っている学校では腐女子が煌めいていた。

現代文や古文の文章をBLに読み替える。
夏目漱石の「こころ」や、紫式部の「源氏物語」まで才女の腐女子たちは鮮やかに読み替え、単元の最後の考察小論文でBL解釈を書いたりする。

教室では普通にR18BLマンガを読み、私もそれを借りて読んでいた。

修学旅行の夜は友人と一緒に教師で妄想していた。(同室の女子にnmmn地雷の子がいたので小声で話していたが)

内容もまぁ、エグい下ネタだが、いかんせんみんな経験がないため、BLTL2次創作のR18描写で裏打ちされていた。pixi●様様である。

同じ教室にいても私たちのようなグフグフしているオタクタイプとオタクだけど腐女子じゃないタイプ、漫画しか読まないオタクと、アニメオタクではないKPOPオタクなど多種多様な女子が混在していて、お互い普通に仲は良かった。 

おじいちゃん先生がモテる

うーん。△。

告白などをする人がいなかったので、モテはしていないと思う。
でも清潔感があって授業もわかりやすいおじいちゃん先生は「かわいいー」と言われて好かれていた。

逆に若くてかっこいい男性の先生でも授業がわかりにくいとみんなの当たりが強かった。私は知り合いに教師がいたので、みんなの若い人への当たりの強さが少し怖かった。

いじめが多い

これは本当に学校によると思うが、うちの学校は少なかった。
学年に一件だけあって、部活内での争いが主だった。私の友人はその部活に属していて、高校の途中で辞めてしまった。

でも共学にもいじめはあるだろうし、女子だけだから陰湿、という雰囲気はなかった。
もちろんクラスに一軍女子はいたが、恋愛がらみの争いがゼロに等しいので基本的にいじめや、喧嘩などはなかった。

女子力高そう

調べてて思った。
誰やねんこれ言い出した人笑

「女子」校だから「女子」力も高いだろうと思ったのかもしれないが、料理が好きな人は好きだし、裁縫ができない人はできないし、家の家事手伝う人は手伝うし、ハンカチを持ってなくて靴下で手を拭く人もいた。

これは共学でも同じだと思うが、
人による
に尽きる。

お嬢様多そう

多分この言葉にはトリックがある。
女子校は私立が大半である。
私立の中高の学費はバカ高い。(もっと安くして😭)

だから必然的にお嬢様が多くなるのではないか。

箱入り娘が女子校に…というイメージもあるかもしれないが、少なくとも私の友人にはそういう動機で入学した子はいなかった。

親が医者の子やタワマンに住んでる子もいたが、共学にも一定数いるのではないだろうか。

運動部のボーイッシュな女の子がモテる

モテるのかどうかはわからないが、人気はあった。
スポーツができる子は明るくて勉強もできて、いい意味でリーダー気質で頼り甲斐があったからだと思う。

実は中2の頃、バレー部に所属していたスポーツ万能女子Mちゃんにガチ恋をしていた。
たまたま席が隣になって、たまに喋っていた。
彼女だけは私のことを苗字で呼び捨てしていて、名前を呼ばれるたびにドキドキしていた。

これと言って仲が良かったわけではないのに、少し話せた日は、帰ってから妄想に耽った。

ハグしたりキスしたり…拙い想像力でこの先まで考えたこともある。

小学校までは当たり前に男子しか好きにならないと思ったが、好きになると気持ちを止められず、性別って関係ないな、とこの時の恋を通じて感じた。

この話は次の話にも関係する。

女子同士の恋愛がある

「ある」というより「できる」のほうがいいかもしれない。

女子校に限らず、共学にも女子が好きな女子はいるだろうし、女子だけの空間にいたからといって異性愛の女子が突然女子が好きになるわけでもない。
百合でよくある女子校=百合の園はフィクションである。

ただ、付き合っていることを公言している先輩はいた。

変える方向が同じだったので、手をつないで帰ったり、電車のホームで抱き合ったりしていたのをよく見ていた。

校内だとハグモ手つなぎも別に普通だったので全然目立っていなかった。

この時は何とも思っていなかったが、後にジェンダーに関する意識につながっていたように思う。
大学に入ってから、ジェンダーの授業を意識的にとるようになったし、考察や感想で女子高時代の経験が生きている気がする。

男性への免疫がない

これは…うなずきたくないが私はそうだった。

大学は共学に入学したのだが、右も左も男子だらけで戸惑った。

入学式では、両隣に男子が座って戦慄し、オンデマンド授業をどでかいホールで受けてるときに、同じ授業を受けていた真後ろの男子に話しかけられてきょどり、入った部活で男子の先輩に指導されるたびにドキドキした。

目があったり、話しかけられたりするたびに、私のこと好きなのかなと思い、大学でできた友人に相談した。
そのたびに、「女子校育ちすぎでしょ(笑)」と言われた。

そんな私にも彼氏ができたのだが…
こんなポエミーなnoteを書いてしまうような終わり方をした。

恋愛って難しいですね。

まとめ

どうだっただろうか。
女子校のイメージが変わっただろうか?
イメージが良くなっても、悪くなってもどっちでもいいと思う。

ただ、私が紹介した女子校の例はほんの一例で、
「私の女子校はこうじゃなかった!」という意見もあるだろう。

私は他の女子校も知りたいし、共学のことも知りたい。
私自身共学に対する偏見を拗らせていた苦い過去がある。

ステレオタイプで決めつけられた女子校像よりも、みんなで議論していろんな側面を知れた方が面白いのではないか。

色々知って、書いて、自分の考えを見直して生きていけたら…
それ以上に自由な生き方なんてないとさえ思ってしまう。

なんて偉そうなことを書きながら最後に一言。

女子校はいいぞ。



お読みいただきありがとうございました。


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