読書の秋におすすめの一冊
今、必要な『育自』とは?
「人は育自によって何歳からでも生まれ変われる!」
という、大変ポジティブシンキングな本が出ました!
これは、年をとってからでも最適な育自入門書。
『病と向き合うことは、自分を育て直すこと
- ヘルスケアカウンセラーが提案する「育自」という処方箋 -』
(ワニプラス)
育自は育児するママたちのために使われる言葉ですが、
この本でいう育自は、何歳になっても、人間には育自が必要で、
育自することによって、自分がもっと大きく成長できるという
魔法の言葉です。
著者は、女優であり、54歳で東大の大学院で保健学の博士号を取って、今年62歳で参議院議員に初当選という石井苗子女史。
震災の被災地で被災者の心のケアに関する活動もずっと行い、大変エネルギッシュに日々行動されてます。
この本は、女優業と両立して、都内の病院でヘルスケアカウンセラーとして患者さんの心身のケアに携わってこられた経験からまとめた一冊です。
その原動力は、実は、若くして筋萎縮症を患い、最後は癌にもなって亡くなられた妹さんの看護・介護体験にあると、文中で明かされています。
この本は、また、私の著作で昔からずっと御世話になっているエディトリアル・プロデューサーの原田英子さんがてがけた渾身の一冊でもあるのです。
本は著者の作品ですが、同じ文章でも、同じテーマでも、編集者の力によって本の〝質〟というのは随分変わってくるものです。
普段、あまり悩みがなく、楽天家で生きてきてる私には、当初この本はあまり縁のない内容かと思いましたが、読んでみて、大変参考になることがたくさん書かれていました。脳天気に生きていても、行く道に壁が立ちふさがり、また奈落に突き落とされることもあり、人生は山あり、谷あり。そんなときにこの本に書かれたフレーズを読むと、心の底にすとんと〝納得〟が落ちてきていい気持になります。それは、この本の〝質〟が、どんな人間にもきっとある、心のヤワな部分をそっとやさしく撫でてくれて、そして知らず知らずにおいしい栄養を与えてくれるからでしょう。
この本は、石井さんが参院選に立候補する前にほぼ脱稿されてましたが、
発売は選挙後となり、「後書き」だけは参議院一年生になった石井さん自身の育自という内容に加筆修正して出版することになりました。
印刷所に待って貰いながら、入稿ということで、議員になりたての超多忙な石井さんと原田さんと3人でお会いし、打ち合わせてして原稿を整える最後の最後のところをちょっとだけ、お手伝いさせていだだきました。
実際、おめにかかった石井さんはとても気さくな女性で、MC心をくすぐるお茶目なキャラクター。いつか、ロングインタビューさせていただきたいなと思った次第です。
もし、どこか心身に悩みをかかえていらしたら、是非お読みください。
元気な方も読んで! 再発見があります。
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