ちゃんと見て/聞いてと子どもに言いたくなったら
⇧リール動画をどうぞ
子どもがテーブルに牛乳をこぼしたら、「もう、ちゃんと見てよ」
忘れ物をしたら、「もう、ちゃんと聞いてよ」
1日に、何度も使うセリフだったりしますw
みなさんは、いかがですか?
ついうっかり、って、本人もちょっと凹むよね。
この『つい、うっかり』が続く子どもは、
それがもう、その子のキャパを超えている状態だと思って間違い無いです。
うっかり、じゃなくて、
そもそも、それが限度。
よく見ているのに、よく聞いているのに、
ほんと、大人から見ると『うっかり』見落とし&聞き落としのように見える子どもって、実は結構います。
これまでに、たくさん会ってきました。
ちゃんと見ているのに、見落として、「もう、ちゃんと見てよ」と言われても、
次への対策にならない。
これが続くと、子どもも、大人もしんどいし、
何より、関係性が悪くなる。
そう、関係性が悪くなって良いことなんて、一つもないのです。
だから。
別の手を考えようw
日常生活ってね、ほんといろんなことに注意を向けたり、操作をしたり、忙しい。
例えば、トイレに行って用を足す、それだけでも、
トイレに行く
スイッチを押して電気をつける
便座の蓋をあげる
ズボンを下ろす
便座に座る
用を足すw
ペーパーを適量とる
拭く
ボタンを押して水を流す
立ち上がる
便座の蓋を閉める
ズボンを履く
電気を消す
その後は洗面所に行って手を洗うかな?
いやはや、たくさんすることがあるw
電気を消し忘れたり、
水を流し忘れたり、
手洗いを忘れたり、
ペーパーをとりすぎて、トイレを詰まらせたり、
大体、このあたりが毎日のハプニングで多い報告ですw
口頭での注意を何度繰り返しても、あまり変わらなくて。
でも、発達に基づいた工夫はいろいろある。
だから、試してほしいな。
アトリエLove &Compassion主宰
小児専門の言語聴覚士
結城ルミ子