小学校でのお友達とのトラブル。どうする?
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小学校での思わぬエピソード
小2男子のママからの相談。
最近、びっくりすることが相次いだとのこと。
学校で、取っ組み合いのケンカをしてきたり。
転入してきたばかりのお友だちの足を、急に踏んだり。
お友だちのノートを切っちゃったり。
担任の先生は、これらの行動をどう解釈しているの?と聞くと、
本当はお友だちと仲良くなりたいんだろうな。でも、うまく言えなかったのかな。
という、優しいコメント。
うんうん、いい先生にあたって良かったね。
この子は成績は良好とのことで、答えがひとつだったり、パターンで覚えるお勉強事は得意。
でも人との関係って、決まってないことだらけ。
例えば「遊ぼう」と声かけても、相手からの答えはその日の気分によって「いいよ」だったり、「いや」だったり。
遊びのルールも、自分が決めたルールではなくて、みんなで作り上げたり、変更していくもの。
そんな自分のコントロール下に置けない状況に、不安を覚えるタイプの子もいます。
そんな不安感が、急に乱暴な行動や一方的なやりとりとして、表現されることはしばしばあります。
で、今回の私のお返事は。
今、できていることを伝える
今、できていることを、伝えよう。
この年齢だから、これくらいできて当たり前、ではなく、
身の回りのことをできたら、そのひとつひとつを「○○できたね」
「お風呂入る前に、テレビ消せたね」
「時間割り、ひとりでできてるね」
「自分でできている」と、自分自身に確認してもらうような、伝え方。
ママに褒めてもらおうというよりも、
できている自分に気づくように。
話題は、日常の生活習慣のことや、その子が得意なことでOK。
自分で自分に○をつけられることが増えると、
情緒面が落ち着いてきます。
そしてもうひとつ。
ノートやスケッチブックを用意して
ノートやスケッチブックを用意して、そこにママが書き出してあげる。
何を?
どんなとき、どんな行動をしたら、どうなったか。
つまり、状況と結果の一覧。
例えば、
「お友だちの足を踏むと、お友だちはびっくりする。悲しくなる。」
「お友だちがこけちゃったとき、大丈夫?と近寄っていたね。お友だちはほっとするよ」
できていない、注意するところだけではなく、
良かった行動も、ちゃんと書いて、本人と共有していく。
新しくひとつ書き込むたびに、
これまでのエピソードもまた目に入って読み直すことになるから、記憶にとどまりやすい。
そうなの。
いかに、とっさに行動を起こす前に、あっ!そうだった!と、思いとどまってもらうためには、
このノートが脳内再生!されることが大事。
だから、書いておく。
このママも、素直に受け取ってくれました。
いくつかの視点と、ちょっとの工夫で、
変わることがたくさんあります。