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子どもの本音と、ママカウンセリング

⬆️インスタライブ&YouTubeでお話しています。アドリブたっぷりw

本音は言葉で語るもの?

子どもが1、2歳くらいのときは、
「もっと言葉が出てくれたら、
気持ちをわかってあげられるのに」

と思うかもしれません。

3歳以降になると、
こどもたちは日々新しい語彙を仕入れてきて、
十分に意味がわかっていないフレーズも使い始めてw、

言葉だけで、日常の会話が成立するようになってきます。

じゃあこれで、
十分、子どもの言いたいことがわかってあげられて良かった!。。。と、ならないw!ですよね


幼児期、あ、それ以降もかな、大人になっても。

言葉ってね、

ほんとのことも、嘘のことも、語れるし、

どんな聞かれ方をするかによっても、誘導尋問的に、答えは変わことがある。

相手の気を引きたくて、わざと怒らせることも言えるし、

気に入られたくて、自分の言葉ではない、相手が自分に言って欲しいだろうなということを、言うこともある。

言葉ほど、本音をつかみにくい手段はないかもしれません。

子どもの本音は、ここで語られる


4歳の女の子。
ママが何か話しかけたり、ちょっとしたお手伝いをお願いする度に、すぐ「いやだ」が第一声。

その度にママは、「なんでなの」「何が嫌なの」と質問攻めになり、


そのうち「それならもう、おやつなしだから」とかに発展し、


ますます「いやだプンプン」祭りが盛り上がる。。。

こんな毎日の夏休みだったら、
リビングの気温が3度くらい上がりそう。。

でね、言葉って、会話って、勝ち負けが発生しやすい。

子どもVS大人なら、大人がその勝負から降りないといけませんが、


家族ってね、ついついお互いへの愛情や甘えも含めて、戦っちゃう。

さて。

答えはひとつです。

『行動』を、見よう。

この子の言葉でなく、『行動』にフォーカスしてみる。

ちゃんと、「語っている」から。

そして、その行動を、一般常識やルールで、すぐに裁かないで、注意しないで、
(もちろん危険な行動ではないことが前提ですが)

ちょっと観察してみる。


そのあとは、
言葉ではなく『触って』伝えてみる。

例えば、お風呂に早く入って欲しかったら、
お風呂場の方向に、黙ったまま、そっと背中を押して進ませてみるとか。

もしくは、『物を渡して』伝えてみる。

お風呂の着替えやタオルを、これまた黙ったまま、子どもの手に持たせる。

この、大人側が黙ったまま、伝える、というスキルを使うと、

びっくりするくらい、子どもが落ち着くことはよくあります。

子どもの本音は、行動が語ってくれる。


ママへのカウンセリング話


ママが子どもの本音が気になるときって、

実は、
ママ自身が、
自分の本音を無視しているときでもあります。

え?

自分自身と向き合うのって、
後回しになっちゃうのが、人というもの。

目の前の仕事に、家事に、
日常のこまごました雑用や付き合いに
あっという間に、
時間や手や気をとられるから。

そうやって、無意識に、
自分の本音を聞くことを避けている、とも言えます。

だってね、本音を聞くと大変なんだ。

例えば
自分が我慢していること、
嫌なこと、
したいこと、
欲しいもの、

いろんな、ほんとに子どものような気持ちがどんどん出てきて、

でも、その我慢だったり、嫌なことは、
どうにも変えることができないことだったりする。

だから、その内なる声を聞くことを止めるほうが、自分が平穏でいられる。

賢くて、真面目で、家族思いの優しいママほど、
こんな展開になりやすい。

もったいないよー

本音って、知ってもすぐにそれをなんとか解決するとか、叶えるとか、しなくてもいいんだ。

そんなふうに思う自分がいる、
ということさえ、
まずは自覚すれば大丈夫。

その自覚すら、やめてしまうと、

子どもを通して、自分の本音が、メッセージを送ってくるんだ。

不思議なもので。

自分の本音って、
慣れている人は内省できるけど、

そうでないときは、
誰かと話しているときに、ふっと自覚する。
そんな気づきのほうが、より深くたどり着けたりするものです。

ちなみに本音って、
グチとはちょっと違う。

ほんとはどうしたいの?という部分。
それが本音。

繰り返しになりますが、

その本音に対して、解決を持ってこなくても大丈夫。

解決できないこと、

一人ではどうにもこうにも、変化させにくいこと、あるよね。

今、あなたが考えていること、どういう状況に置かれているかということ、

それを、信頼のおける誰かに話して、知ってもらおう。

誰かに知ってもらうだけで、

自分に力がよみがえってくることがあります。

自然な、やる気というか。

自分との対話力をつけていくことで、

子どもとの関係性や過ごしやすさが変わることは、よくあります。


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