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【天狐寄席〜楽屋ウラ噺〜】001 浅草に「シン・蕎麦屋」を開店しました!

【天狐(てんこ)寄席】に、よォーこそ!!
2025年1月22日に、東京は浅草、「花やしき」のそばにオープンした「浅草 更科天狐(さらしな てんこ)」。店主の山口です。このNOTEでは、他では絶対に読めない、ウチの店と飲食業界の【楽屋ウラ噺】を発信させていただきます。

さて、浅草といえば、みなさん何を思い浮かべますかね。
雷門の大提灯、仲見世の賑わい、それとも浅草寺の荘厳な佇まい?
やっぱり合羽橋や東京スカイツリーですかね?
ええ、どれもこれも浅草の顔ばかり。
でも、もうひとつ忘れちゃいけないのが、日本蕎麦ですね。

江戸の昔から、浅草は蕎麦の名所として知られています。
ほら、よく落語なんかでも、江戸っ子が「てやんでぇ、べらぼうめ!蕎麦でも手繰ってから行くか!」なんて啖呵を切るシーン、あるでしょ?あれです、あれ。江戸っ子にとって蕎麦は、まさに日常の食、そして粋な文化の象徴だったわけです。

でも、考えてみれば、ただの「蕎麦を食べる」ってコトが、なんであんなに粋に見えるんでしょうね?

ある噺家は言いました。「江戸っ子が蕎麦をすする音は、まるで風が柳の枝を抜けるようだ」と。また、ある食通は言いました。「蕎麦つゆに蕎麦をちょっとだけつけて、一気にすするのが江戸の粋だ」と。

つまり、蕎麦の食べ方ひとつにも、江戸っ子の美学、こだわりが詰まってたわけです。

で、さらに言えば、浅草という土地。ココは、昔から職人や商人が集まる、活気溢れる場所でした。そんな浅草で、粋な江戸っ子が、仕事の合間や終わりに、サッと蕎麦をたぐって、また仕事に戻っていく……。そんな格好よく粋な光景が、目に浮かぶようです。

現代を生きる我々も、忙しい日常の中で、ふと「あぁ、おいしい蕎麦が食べたいなぁ」と思う瞬間がありますよね? それはもしかしたら、江戸っ子から受け継いだ、日本人のDNAに刻まれた「粋な日本の蕎麦文化」へのあこがれかもしれませんね。

……と、前置きが長くなりましたが、そんな「江戸の粋」と日本の蕎麦文化の「継承」と「革新」という熱い想いを胸に、わたくし、店主の山口は「浅草 更科天狐」を開店しました。

コンセプトは「食べると勝手に”ととのう”」。

これまでにない革新的な「シン・蕎麦屋」です。
果たして、どんなお店なのか?
例えるならそこは、日本の蕎麦文化という「原石」を”ウェルネスフード”という視点でしっかりと磨きあげ、燦然と光り輝く「宝石」に変える「玉手箱」のような場所です。


「何がシンなのか教えてほしい!」
「勝手にととのう、ってどういうこと?」
「もっと詳しく具体的な内容を知りたい!!」

そんなあなたは、この【天狐寄席〜楽屋ウラ噺〜】の沼に、しばらくハマってみてください。