更級志織

ヴィクトリア朝、北欧などに興味あり。 赤毛のアンの大ファン https://sarsh…

更級志織

ヴィクトリア朝、北欧などに興味あり。 赤毛のアンの大ファン https://sarshina-sio1.1net.jp/

マガジン

  • 自転車を持たない魚【少女文学とフェミニズムのニュースレター】

最近の記事

私がわざわざ『フェミニズム』という理由

こんにちは。更級志織です。私は今でこそフェミニストで、こんな記事を書いていたりしますが、以前は人並みにフェミニズムに対する忌避感はありました。その原因はなんだったのか、説明してくれる本に出会いました。その本の内容を交えつつフェミニズムに対する忌避感の正体を説明します。 その本とは韓国の『私たちには言葉が必要だ〜フェミニストは黙らない〜』です。軽く内容を紹介します。韓国では江南女性殺人事件以降、女性たちが男性から女性差別に関する質問を受ける機会が増えたそうです。女性たちは自分

    • 自転車を持たない魚(少女文学とフェミニズムのニュースレター)【第一号】

      こんにちは。更級志織です。今回、少女文学とフェミニズムについてのニュースレターを書くことにしました。内容はオススメの映画や本、人物などです。週一更新を目指して、しばらく書き続けます。 【今週の映画】 ブックスマート 地味な女子高生二人が高校生活最後に人気者たちのパーティーに潜入!、というストーリーは一見ありきたりなようですが、アップデートされた新しい世界が見える、画期的な部分がたくさんあります。 まず、女性二人の友情、『シスターフッド』が中心の映画だということ。 主人公のモ

      • ブログ〜国際女性デー2021〜

        国際女性デーを知っていますか?1977年に国連が毎年3月8日に定めた日で、たくさんのイベントが催され、みんなが女性の権利について考える日です。そんなイベントの一つがウィメンズマーチです。 ウィメンズマーチの存在をご存知のかたも多いと思いますが、その歴史は浅く、2017年、反トランプデモとしてアメリカで行われたのが起源となっています。 わたし自身、ウィメンズマーチの存在を知ったのは去年、2020年で、残念ながらその年は新型コロナウイルスにより中止となってしまったので、今回、

        • kids for she創設者の女の子がフェミニズムの意味を教えてくれる

          元記事 https://www.teenvogue.com/story/founding-feminist-organization-kidsforshe-age-14-taught-me-feminism 私が3年生のとき、フェミニズムって、クラスにいる女の子たちみんながお互いに仲良くしないといけないことって思っていた。5年生のとき、フェミニズムは凄い努力をして、私が大人になったころには男の人と同じ給料をもらえるって思ってた。7年生のとき、私は女優のエマ・ワトソンが国連で

        私がわざわざ『フェミニズム』という理由

        マガジン

        • 自転車を持たない魚【少女文学とフェミニズムのニュースレター】
          1本

        記事

          the Prom 感想&ネタバレ

          こんにちは!更級志織です!今回はNetflixや映画館で放映されているLGBTQ 映画、The Prom のあらすじ紹介、私なりの感想を書いていきたいと思います。 The Prom を観に行ったきっかけプロムを観に行ったきっかけは2つあります。 まず、今年9月に日本で公開されたブックスマートという映画を観て、『女と女』映画の素晴らしさに気づいたこと。 シスターフッドという概念をご存知ですか?シスターフッドとは、姉妹や姉妹のような女性同士の関係を示し、また女性解放運動の中

          the Prom 感想&ネタバレ

          文章が下手な私がnote を始めるまで。

          私は文章が下手だ。それがずっとコンプレックスだった。 私は小学生のころから本が大好きで、特にはやみねかおるの名探偵シリーズの亜依ちゃんがお気に入りのキャラクターだった。亜依ちゃんは文章が書ける。自分で小説を書いていて、文芸部の部長まで務めている。私はそんな亜依ちゃんが憧れだった。 だって全然特技がない私だもの。勉強も大してできないし、運動に至っては壊滅状態だったので。小3のときサッカーボールを蹴ろうとしたら玉乗りみたいに上に乗ってしまい見事に転んだりしたことがトラウマです

          文章が下手な私がnote を始めるまで。

          赤毛のアンから扉を開こう! ブックリストその①図説 赤毛のアン

          赤毛のアンが大好き!というそこのあなた!今回のシリーズでは、アンの作者、時代背景、生活、宗教、プリンスエドワード島の文化について学ぶことのできる本を特集します。 🥀図説 赤毛のアン🥀 💐作者は奥田実紀さん。実際にプリンスエドワード島で暮らしたこともあるという作者は複数の赤毛のアンについての書籍を出しています。 💐豊富な図版 このふくろうの本図説シリーズはほぼ全ページにカラーの写真がついているのが特徴で、この本にも美しい図版が数多く載せられています。 赤毛のアンに関す

          赤毛のアンから扉を開こう! ブックリストその①図説 赤毛のアン

          子どもの本の歴史

          今回は読書感想文。 子どもの本の歴史 ピーター・ハント作 について書いていきたいと思います。 柏書房から2001年に出ていますね。 ページ数は470ページと結構長く、値段も高いです。 最初は図書館で借りるのがおすすめかな。 内容はズバリ、子どもの本の歴史。 14世紀ヨーロッパから物語は始まります。 子どもの本の定義からはじまるのですが、やはり宗教や出版技術、当時の様子がうかがえます。 途中からアメリカの話も挟まれますが、主に欧米の話です。 最初の14世紀1

          子どもの本の歴史