幽霊、2024年2月の仕事。
2月の仕事は『ZAITEN』の連載コラム。
『現代ビジネス』の『時代観察者の斜め読み』も入稿したので、そのうち掲載されると思うよ。
ZAITEN『時代観察者の逆張り思考』
3月号は「菅直人の傲慢に振り回された東京・武蔵野市」。
いま見たら最新号案内に載ってなかったので、あとで修正入ると思いますが、何故かweb担当さんによく忘れられるな、この連載。
お題の通り、昨年12月24日の武蔵野市長選挙のドタバタ観察記です。
2023年1月号「保守と革新が逆転する武蔵野市」の続編ですな。
前回の記事、過去にZAITENへ持ち込みに来ていたらしいライターがどっかでしれっとパクっていたらしくて、腹を抱えて笑ってしまったんだけど、中途半端にパクって裏取りしていないから、途中で対立構図を間違えて話の流れがおかしくなっていたのは苦笑いだったな。持ち込みを断られたのはそういうとこやぞ。
で、今回は選挙戦の分析とか、菅直人のドラ息子・源太郎への世襲ネタとか、下駄を履かせてようやく2位通過とか、いわゆる「赤い中央線」の話です。
で、最新の市議会だよりを見ていたら、
「土地開発公社評議員」だってよ。あの「武蔵野市開発公社」な。
親父と地主たちの土地利権をキープする気まんまんではないか。
今回はもうひとつ、吉本興業特集の「ヨシモトが志向する「脱・愚連隊」の〝正業〟ビジネス」という記事を書いております。
こっちも、2022年9月号の吉本興業特集で書いた「創業110周年「吉本興業暗黒史」」と「吉本「CMギャラ一覧」と芸人ヒエラルキー」の続きというか、答え合わせなので、入手できるなら両方読んでくれると嬉しい。
附記徒然。
気がついたら「ZAITEN」の連載も7年目に突入して、昨年終わった「サイゾー」の9年に次ぐ長期連載になっているけど、批評家時代はどれも連載が長続きしなかったことを考えると、不思議な気持ちになるよ。
ましてや紙媒体が衰退しまくっている、このご時世だからね。
これから紙で新連載が立ち上がることはたぶんないと思うけど、webで書くのはSNSと直結してしまうので、どうにも居心地の悪さがある。
というか、今回の「ZAITEN」みたいにイデオロギー的な話題を扱った記事はwebだと書きづらいんだよ。
主に左巻きのバカがレッテル張ってネガキャンかけてくるので。このあたりはジャンルライター界隈の陰湿さとまったく同じだな。
右巻きのバカも、紙の記事はweb人民は知らないだろうと平然とパクってくるけど、まだこっちは笑える分マシだ。
web記事の閲覧数が成績として可視化されるのも慣れないし、だからといってサロン商売でクローズドに読者を囲い込むのも退屈極まりない。
そんなのプチカルト宗教じゃねえか、と思ってしまうので。
むしろ、商業ライターの価値はたぶん、SNSとどれだけ距離を置けるか、だろうと思う。
まったく無視しろ、とは思わないけど、読者と地続きになりすぎたら、何のためのプロなんだよ、と思ってしまうんだよ。