最近よく話してるいつもの
よくよくと自分の趣好を見つめてみると、未完の器ってのが好きなんだなあってのが出てきたりした
いやまあ先日アニバーサリーでわいやいしてたFGOにハマりきれなかった理由を探してたらそうなったんだけどさ?
個人的には魔神王とドンパチしきったら満足してしまったゲームである
なんでだろうなあ?とは思うのよ
実際今でも二次創作系の界隈は顔を覗かせるし設定見るとなかなか楽しいし
ゲームシステムがなかなかドブなのは横に置いておくとして、それでも1.5部終わりまでは走り抜けれたわけで
じゃあむしろ1部のどこに魅力を感じたのかってのを掘り下げてみたのよ
シナリオは実際ソシャゲの類としては見るところはあるけど、そこに一般創作を含んでしまうと途端に並になる
いやまあだからこそウケたわけなんだけども
曲はいくつか好きなのがあるけど別に曲は曲単体で楽しめる分類の生き物なので省略
キャラの魅力、そうここでちょっと手が止まったんだ
俺は概ね悩む生き物とか歪みのある生き物とかが好きなのよ
達観してるキャラも好きだけど、それはそれでまた別の話が出てくるから後にしよう
別にこのゲームにもそれらはいる、でも作中でそれらが変化することはほとんどないの
悲しいことに
正しい生き物の正しさが行き過ぎることはないし、間違いを重ねた生き物が自由に目を眩ませることもない
良い言い方をすればキャラがブレないけれど、悪い言い方をすれば「何かに気付くことがあっても何かを失うことも得ることもほとんどない」んだ
大元が過去の偉人を扱ってるからそうならざるを得ないってところはあるんだけど、「間違った末のこれから」みたいな展開ができないって言い方をすると伝わりやすいかしら?
だから1部はトータルで見ると好きなんだよね
命の不可逆性だとか
人に成るまでの今までだとか
獣がヒトを理解するまでと、してから
こんな要素をしっかり踏んでたから好きになれたんだと思う
いやあ!我ながら悪趣味なところあるなあ!
んでそうそう
「老成してたり達観してるキャラが好きなのでは?」みたいなところへ答えよう
あれらのキャラはね
「自分は完成しているけど周りはそうではない」って自負の上に成り立ってるからこそ好きなんだ
例えその完成が勘違いだとしてもね
だから他人の弱さに敏感だったり、他のもののために奮起したり
自分の今までと他人のこれからを秤にかけたりする
そんなことされるとコロッといくから困るんだが
今までに充分満足してそうな人の言う「まだ死ねない」みたいなのをアホほどに綺麗に描いてきたどっかの誰かさんたちが悪いな!
俺は悪くねえ!