創作はうつー 創作との向き合い方

 これ序文も序文、最初にする話じゃね?って思った皆さん。
 私もそう思います。

 なので3作目辺りで私たちがぶつかるスランプもどきにも触れていきましょう。
 だからこの順番で間違ってない。そんな言い訳をします。


 一般的には真摯であればあるほどいいと思われてますね。

 文章だったり、絵だったり、音楽だったり。
 やむにやまれぬことから産まれてたり何かを成そうとして必死になって、なんてよくある美談です。そう、美談なんですよそれ。

 ちょっと言い方を変えますか、それは奇跡なんです。

 奇跡って何か、知っていますか。

 ほらよくあるでしょう。
 奇跡の物語、なんて煽り文句。


 あれを見る度に私は「ふざけるな」って思ってます。私も、社会も、軽率に奇跡なんて代物を求めて、馬鹿みたいですね。

 奇跡はね、起きないから奇跡なんですよ。
 起きないから起きたことをありがたがって奇跡なんて呼ぶんです。

 だからそんなものを軽率に求めるもんじゃない、自分にも他人にも。
 その先にあるのは一方的な失望です。勝手に過剰な期待をして当然のように応え切れなくて勝手に破綻するんです。

 少し熱くなりましたね、クールダウンクールダウン。


 そうですね、大体言いたいことは言った気がします。なのでサクッと纏めますか。

 創作なんてもっと気楽に書いて構わないですし、高尚な主題も劇的な展開もなくていいです。楽しいだけでもいいんですよ。

 創作は一般的になればなるほど評価されます。それだけ色んな人に刺さる訳ですから。
 しかし一般的になればなるほど印象が薄くなります。あちこちに似たような作品が溢れてますし、何より読者個人に寄り添ってないですから。

 その二つと自分の書きたいに折り合いを早めにつけましょう。色々と楽になりますよ。