1から作る創作 転がし方
ちゃっちゃかいきましょう、現在の経過です。
ボーイミーツガールしたところですね、互いに知り合いだから微妙に違う気はしますが。
鶴さんに話しかけられ、その存在を認識した主人公ですが、この先はどうなるでしょう。いつもは何となく適当にで進めてますが、折角なので今回も消去法でしっかり埋めていきますか。
まず右手、いや左手?どっちでもいいですね。主人公は熱いコーヒーを持っています、さっき買って飲んだばかりです。
そして鶴さんに話しかけられちょっと渋々振り返りました。あまり親しくないキツめの印象の知り合いに突然話しかけられたらまあそうなります。
ではそこから主人公は何を言うでしょうか。
咎めるように話しかけられた、とあらば釈明かもしれません。
「いやこれはコーヒーに見えるけどココアなんだ」みたいな、わけわかんないですねこの主人公。
まずもってコーヒーを飲むことそのものを咎められる意味がおそらく主人公には分からないでしょう、ですからこれは選択肢からしてナシです。
では気さくな挨拶で話を変えますか、咎めるような空気ごとガラッと。
なくはない、と思います。
ただ鶴さんがそういう「咎める声に茶化した返しをする人」に声をかけるか、が怪しいです。そういう振る舞いをする人であればそういう人であるとしてあまり関わらない可能性が高いでしょう。
では真正面から何故不機嫌なのか尋ねるでしょうか。
鶴さんの側としてはそれで問題はないですね、きっとそんな素直な人には積極的に関わろうとします。
ただ、主人公はそういう人でしょうか。彼は何が悪いかわからなくてもちょっと居住まいを正すくらいには見栄はりで、でもそれに対して面倒であるとか既に怒ってるならしなくてもいいのではと思うくらいには自堕落です。
それを踏まえるとおそらく黙って鶴さんの発言を待つ、が一番ありそうです。
主人公は鶴さんに苦手意識があるような気がしたので、そのように書きました。
この作品は一人称で展開しているので表現は主人公にとって事実であり、それが客観的である必要は無いです。
今回、鶴さんを美人であり目立つ存在だと表現しているのはあくまで主人公です。仮に主人公が彼女に無意識の好意を抱いていたらそれは客観的な事実でなく主人公がそのように目で追っている、思っているだけになります。
何となく、不器用そうですねこの主人公、それで進めますか。
鶴さんがちょっとお茶目な方になりましたね、この鶴さんは多分咎めるために話しかけたのではなく話す口実として咎める口調をとった気がします。
それに反比例するように主人公が思春期みたいな拗らせ方を始めました。いや事実思春期なんでしょうけど、めんどくさいですねこの子。
そろそろ内容に踏み込んでも違和感がない気がします、カフェイン中毒についての話をさせましょう。
はーっ!素っ気ねえなこいつ!
ごほん、取り乱しました。これでおおよそ軌道には乗りましたね、話の方向性も見えてきました。
思ったより長くなりそうだなあこれと思いつつ、今回はこの辺で。
また次回にでも会いましょう。