先鋒オペレーター

とりあえず最高レアは育てる

云年ぶりのアークナイツ記事、割とずっと走ってる方です。
使うか使わないかはともかく最高レアは一定ラインまでみんな育てるぜをポリシーにやってるからだいぶ、結構しんどい。

前からやろうやろうと思い続けて結局手を付けてなかったオペ紹介の記事をするのだ。

まずは先鋒から
先鋒は先んじてマップに置いてコストを稼ぐのが仕事、それ以上の仕事はプラスアルファの領域になる。

先駆兵

基本的な先鋒としての役割を担ってる先駆兵
自身のいるマスとその正面が攻撃範囲の2ブロックなのが共通スペック
時間経過でコストを稼ぐことが可能でブロック数もあり序盤の戦線維持にも優秀

シージは純粋な戦闘能力が高い、高いステージと攻撃性能で生半可な敵であれば特に問題なく一掃できる。
殲滅力はS2が特に高いが「敵を殴るときに発動するスキル」でありスキル発動時にコストを稼ぐ仕様上「敵が来ないとコストを稼げない」部分がある。

サガはシージと遜色ない戦闘能力があり、やや扱いにくいが味方のSP加速が可能なサポート能力がある。
シージS2と似た性能のS2を持っているが手動発動なため敵がいなくともコストを稼ぐことができる、その分手動発動が面倒でもある。
内容だけ聞くとシージの上位互換のように聞こえるが「単純な性能ではシージが上回る」「味方の攻撃を無駄に吸ってしまうシーンがある」などのサガ特有の仕様もあるので使い分ける余地はある。

フレイムテイルはサガシージとは少し違う立ち位置であり、回避による生存力とそれに関連した攻撃性能が売りになっている。
またテキサスに近い「出の速く敵の動きを止める範囲攻撃」を持っている。
弱いわけではないが回避関連の本人の強みと先鋒の役割が噛み合っているかと言われると若干違うような気もする。範囲攻撃持ちの先鋒自体はテキサスで実証されている通り強いのだが。

突撃兵

敵を倒すたびにコストを稼ぐことができる1ブロックの一般的な職分。
配置に必要なコストが軽くモジュール解放で撤退時に多くのコストを回収することができる。ただし再配置速度は遅めなので配置タイミングはよく考えないといけない。

この職分の☆6はバグパイプしかいない
☆6相応の戦闘能力があり、S3の性能はブロック数の増加や防御バフも踏まえると非常に強力なのだが、バグパイプと言えばその素質だろう。
「バグパイプを編成していると先鋒のSPが8増加した状態で配置される」というもの。
先鋒の役割が「戦場に早く投入しスキルを回すことでコストを稼ぎ本陣を整える」部分にある以上、スキルの初動を早くに回すことができるこの素質の優秀さは言うまでもないだろう。

旗手

旗手はすごく極端に言うと「戦闘能力を破棄した代わりにコスト回収能力を最大限まで上げた先鋒」と言ったところか。
突撃兵のような攻撃性能がない上でブロック数は1であり、スキル使用時にブロック数が0になる職分特性上戦闘能力には期待できない。

これまでの先鋒は「低レアに比べると戦闘能力が高い」という差別化が主に図られていたがサイラッハもまた同様である。
旗手の特性上戦闘能力には期待できないと言ったばかりではあるのだが、サイラッハは「コストを稼ぎながら敵の遅延と弱体化を行う」と言った方向性でその性能を高めている。
そのS3の回転率も高いので弱くはないのだが、その分純粋なコストの回収力は下がるのが良くないところ。主な戦場としては人数を圧縮し先鋒により多くの役割を担わせたい高難度だろうか。

戦術家

戦術家は少し特殊な先鋒で、地上ではなく高台に置くタイプの先鋒である。
攻撃範囲が広くドローンなどの空中の敵を攻撃できるが本人は敵をブロックできないのが難点ではある。
それを補うために戦術家は個人の個性が強く出る召喚物を設置することで対応することになるわけだが。

ヴィジェルはまあ、ある意味で特殊なところのない戦術家だろう。
攻撃性能は何だかんだ低くなく、召喚物も最大3ブロックが可能と悪くない性能をしている。
問題点は単純に戦術家は「召喚物の性能が控えめであり、それを補うために特殊な効果で敵に対応する」部分が強いという点。
ヴィジェルの召喚物の性能が悪くないものをしていたとしてもそれはオペレーターに並ぶほどのものではなく、本人の攻撃性能は召喚物がブロックしている相手に高い効果を発揮すると召喚物に依存している。
ヴィジェルの性能が微妙だと言われがちなのはその辺りのアンマッチさだろう。

ミュルジスはある意味でヴィジェルと同じく、「特殊な効果を持っていない戦術家」ではある、あるのだが。
ミュルジスの出す召喚物は「編成していてまだ設置していないオペレーターのステータスをコピーする」ことが可能なのが強みである。言い換えれば「オペレーターと然程遜色のない召喚物を出すことが可能」な戦術家。
それだけなら「先鋒でコスト加速をしオペレーター本体を置いた方が強い」わけで、ミュルジスの召喚物は「ステータスはコピーするが素質やスキル、特性はコピーできない」以上実際それは正しい。
ただ本来30オーバーのコストが必要な破壊者などの重装オペレーターのステータスをミュルジス自身のコストのみで設置できるのは決して小さくない強みである。そのために編成を一枠埋めることになるのは場合によっては欠点になるかもしれない。

偵察兵

偵察兵はだいぶ特殊な先鋒であり、地上から空中の敵を攻撃出来たり攻撃範囲が前方2マスであったりと他の地上先鋒とは違った個性を持っている。
分類をするなら突撃兵にやや近いが、突撃兵は「敵を倒すことでコストを稼ぐ先鋒」なのに対し偵察兵は「敵を攻撃することでコストを稼ぐ先鋒」である。

イネスはその偵察兵の唯一の☆6である。
ことコストを稼ぐ先鋒としては「殴り続けられる相手」がいない限り基本は先駆兵や旗手の方が効率が良い。
だが逆を言えば「殴り続けられる相手がいる」のなら空中の敵を殴ることができ攻撃範囲の広い先鋒を十全に扱うことができるということである。
まあその辺りは割とどうとでも替えが効く話で、イネスの本領はその素質なのだが。
「先鋒のコストで置くことができ撤退してもその攻撃範囲に効果が持続する」ステルス無効効果は唯一であり、イネスが起用される一番の理由だろう。