結局今日はまだ飲んでないよ!
まだ!
なんて報告は横に置いてくか!な!
なかなか昨日色んな話したからなあ
いやちょくちょく「これ明日に回した方が楽か」とか思ったんだけど、いやプライドが許さなかったちくしょうめ
ただまあ話題がないのは事実だし、「薄明の翼」の話でもしようか
そもそもこのタイトルって何なんだろう?
「翼」って言われても、アーマーガアくらいしか出てないのよね
「ロンドン塔のカラス」は確かにイギリスといえばで出てくるくらいに有名だからそのままアーマーガアかしら?
だとすれば「薄明」はなんだろう
一般的には宵とか明けとかの「夜明け前」とか「日の入り」の薄暗いときを指す言葉なんだけども
作中でもその辺の時間帯とか雨上がりとかのモヤのかかるような空気表現が多かった気はする
とりあえずサクッと登場人物から「太陽」に相応する人を探してみようか
パッと思いつくのは、3人かな
まずはわかりやすく「ダンデ」
現チャンピオンだし作中でもずっとかっこよかったし割と妥当かしら?
あとは「ジョン」もある
話の主軸は間違いなく彼なわけだし
或いは最後の最後にチラとだけ出てきた「次期チャンピオン」もそうだね
ダンデをチャンピオンだからと太陽と呼ぶなら次期チャンピオンは明日の太陽だ
こうして見るとあれか、「物事が移り変わる直前」って意味の「薄明」かしら
「もうすぐチャンピオンではなくなるダンデ」からしたら日の入りで
「これからチャンピオンを目指すジョン」と
「次にチャンピオンになる主人公」からしたら日の出って感
注釈レベルだけど、「薄命」と掛けてのブラックめなジョークって線は0とは言わんが、それオンリーでタイトルつけてこんな工数のかかるアニメ作るのはなんか違くねえ?ってなる
それとは別に本筋の意味を持たせないと企画が通らないだろうしね
個人的に、この作品は「気持ちのいい作品」ではないと思うのよ
全編を通して挫折とか失敗とかを描いて、それを明確に解決することなく折り合いをつけるところを描く
バトルに負けた彼らが勝てるようになったわけではないし
複数のことを両立できると示したわけでもない
前向きな心持ちで問題に直面するまでを描くだけで挫折を乗り越えれた話はない気がする
でもそんなこと知ったことかと世界は綺麗なまま動いていく、そんな印象が強かった
最終話までは
いやあ、すごいね?王道だね?
どうせ夢を語るなら1番見たい夢を語ろうって、素敵だね?
子供ってさ、俺たちが思うよりずっと賢いんだよ
自分は何にでもなれるなんて「思ってない」し
努力が何でも解決するとも「思ってない」
しばらく前に、小学生の将来の夢に「公務員」が入ってきたなんて話を覚えてる人はいるかね?
あれなんかとても分かりやすい話よ
俺たちが思うよりずーっと子供は、めんどくさいし現実を知ってるし、大人だ
ジョンくらいの歳の子が、チャンピオンになりたいって言うのはどれほどのことなんだろう
そもそもチャンピオンがどれほどのものかがハッキリとしてないけども
若く見ても6歳とか7歳、それまでずっと病院にいて、眺めるだけで触れてすらいなかったものを
そこから触れて、一番になりたいと言えるか
俺は言えない
いくら好きでも、自分は才能があると思ってても、どんなに前例があっても
それがどれほど無理なことを言ってるかわかるから、言えない
夢は見ることすら、目指すことすら勇気がいるってのを思い出す話だった
心の底に諦めてる夢があるかなって、掘り返したくなる作品だった